【薬剤師が味見してみた】セチリジン塩酸塩DS1.25%「タカタ」ってどんな味?
今回は高田製薬のセチリジン塩酸塩DS1.25%「タカタ」の味見を行いたいと思います。
小児の粉薬(後発品)=『高田製薬』とイメージする薬剤師さんも多いのではないでしょうか?
公費負担のためにお会計(自己負担金)がないことの多いお子さんでは
薬代が安くなるというよりも『味が美味しくて飲みやすい』という方がアピールポイントになりますよね。
公費負担のためにお会計(自己負担金)がないことの多いお子さんでは
薬代が安くなるというよりも『味が美味しくて飲みやすい』という方がアピールポイントになりますよね。
今回はそんな粉薬の味付けに定評のある高田製薬のセチリジンD.Sを味見してみたいと思います。
Contents
セチリジン塩酸塩DS1.25%「タカタ」ってどんな薬???
選択H1受容体拮抗のセチリジン、先発品は第一三共・GSKのジルテックになります。
先発品のジルテックはベルギーのUCB社で開発され1986年に承認(ベルギー)されたお薬だそうで
そんな昔から日本にもあるのかな?と思ってインタビューフォームを読んでみると
日本での承認は1998年だそうです。
日本での承認は1998年だそうです。
(2005 年に成人用ドライシロップ剤が承認・2009 年には 2 歳以上、15 歳未満の小児への用法・用量が承認されています)
海外では内服滴剤(Oral drops,solution)や内服液剤(Oralsolution)なんていう剤形もあるらしいです。
ジルテックのシロップがあったら味見したいと思ったでしょ〜?
もちろん、味見したい!
ジルテック(セチリジン)の光学異性体であるザイザル(レボセチリジン塩酸塩)にもそろそろジェネリックが登場するとかしないとか・・・
楽しみですね。
ジルテックの名称の由来は
cetirizine の下線部の逆順 Ziritec より命名した。
cetirizine の下線部の逆順 Ziritec より命名した。
らしいです。
こう言う命名の方法は嫌いじゃないです!
今回味見をする、セリチリジンD.S「タカタ」は後発品です。
ドライシロップ剤に関しては先発品1社、後発品2社のみとなっています。
- (先) ジルテックドライシロップ1.25%(薬価:215.2円/g)
- (後)セチリジン塩酸塩DS1.25%「タカタ」(薬価:121.4円/g)
- (後)セチリジン塩酸塩ドライシロップ1.25%「日医工」(薬価:121.4円/g)
※薬価は2018年4月時点
実際に味見してみた
「いいお薬ありますよ〜〜」って感じの真っ白な散剤(ドライシロップ剤)です。
鼻の調子は相変わらずなので、匂いはほとんどわかりません(汗)
それでは、実際に味見してみましょう。
おぉ〜〜〜
味はストロベリー味ですね〜
予想通り高田製薬の上手な味付けになっています。
少し優しい味だと思ったらメーカー曰く『イチゴミルク』味だそうです。
イチゴミルクって聞くだけで美味しそうですね
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比較的、薬を服用することに抵抗のないうちの子供達ですが
「甘くて美味しい」とか「先にこっち(セチリジン)を飲みたい」、「もっと飲みたい」って言うほど好評です。
「甘くて美味しい」とか「先にこっち(セチリジン)を飲みたい」、「もっと飲みたい」って言うほど好評です。
高田製薬を褒めちぎるブログではないですが、やっぱり味付で選ぶなら高田製薬が鉄板だな〜って思ってしまいます。
高田製薬のセチリジンD.Sを選びたい理由
高田製薬のセチリジンD.Sは味付けの面で非常によくできた製剤だと思います。
また、もう一つオススメしたいポイントとして分包品のラインナップが素晴らしい点です。
先発品のジルテックD.Sの包装はこんな感じ
- 0.4g×100包(2包×50)
- 0.8g×100包(2包×50)
- 100g(瓶)
日医工のセチリジンD.Sの包装はこんな感じ
- 0.4g×100包
- 100g(バラ)
一方の、高田製薬は・・・
- 0.2g×100包
- 0.4g×100包
- 0.8g×100包
- 100g(プラスチック瓶)
ということで0.2gの分包品を販売しているんです。
〈小児〉
通常、 2 歳以上 7 歳未満の小児には 1 回0.2g(セチリジン塩酸塩として2.5mg)を 1 日 2 回、朝食後及び就寝前に
用時溶解して経口投与する。
通常、 7 歳以上15歳未満の小児には 1 回0.4g(セチリジン塩酸塩として 5 mg)を 1 日 2 回、朝食後及び就寝前に
用時溶解して経口投与する。
通常、 2 歳以上 7 歳未満の小児には 1 回0.2g(セチリジン塩酸塩として2.5mg)を 1 日 2 回、朝食後及び就寝前に
用時溶解して経口投与する。
通常、 7 歳以上15歳未満の小児には 1 回0.4g(セチリジン塩酸塩として 5 mg)を 1 日 2 回、朝食後及び就寝前に
用時溶解して経口投与する。
という感じで小児の中でも2〜6歳のお子さんには0.2g分包があるとピッキングで調剤が可能です。
これはすごくいいですよね!!!
もちろん、勤務先の薬局でも高田製薬のセチリジンD.Sを採用しています
調剤薬局への愛情を感じます。
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(高田製薬ウェブサイトより)
小児の粉がピッキングで完了できるのは本当に助かりますよね!
類似薬の過去記事
今回のお薬と似た系統のお薬は過去にはこのような味見を行っています。
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よかったら見てみてね~
味見のまとめ記事は以下のページからどうぞ~
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~
最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。