アレジオンドライシロップ1%を味わってみた
最近の抗ヒスタミン剤はザイザルシロップとか、お菓子やジュースのようにおいしい薬が多いけれど
アレジオンドライシロップは2005年3月に発売という第二世代の中では古い抗ヒスタミン剤です。
処方頻度もそれ程高くないような気がします。
今回はそんなアレジオンドライシロップの味見をしてみます。
まずは添付文書の性状を確認
白色〜帯黄白色の顆粒状の粉末
見た目は顆粒というよりも、いたって普通の粉薬といった印象。色も真っ白。
匂いはヨーグルトのような、ちょっと酸っぱい感じがあります。
実際に味わってみた
味はヨーグルト風味(弱い酸味もあり)だけど…
口に含んだ瞬間は人口甘味料的な甘みのお陰で「甘いかな?」って思うものの、直後に薬特有のかなり強い苦味が来ます
とにかく後味の苦味がダメですね〜
ヨーグルト風味もあまり役に立っていない感じ。
先日試したオノンドライシロップよりも不味いかな?
レボフロキサシンODの悶絶レベルの不味さには遠く及ばないですが……
★★☆☆☆星2つですね〜
お薬大好きな娘も飲みたがらない
娘は薬は基本的になんでも飲める有り難い子なのですが、このアレジオンドライシロップに関しては辛い(不味い)って言ってます。
ついでに、嫁も娘の薬の残りを舐めたら私と同じような評価
薬はまずくてもブログのネタとしてはおいしい♪
今まで娘はザジテンD.Sを飲んでいたのだけど、1日1回でいい薬に変えてみようってことで変更。
ザジテンD.Sの欠品で変更になったのでは無いことを祈りたい。
うちの薬局にはザジテンの在庫あるから処方箋出してもらってもいいかな?
味が改善される可能性は低い
実際に味わってみて、「確かに不味いなぁ」っていう印象。
まぁ、ベーリンガーインゲルハイムとしても
売れている商品でもないから、味の改良とかしないんだろうな。
こんな時にはお薬飲めたねゼリーを使ったほうがいいかも?
原薬が苦いのであれば、下手に風味をつけることなく、甘いコーティングをばっちりする
『タカタ方式』(勝手に命名)がベストな気がします。
東和、沢井、日医工、シオノケミカルが後発品を販売しているようですが、どうなんだろう?
後発メーカーが結構いい仕事をしていそうな気がする〜
数は多くないけど今まで調剤した患者さんには申し訳ないなぁ…
一言『あまり美味しくないですよ』って言ってあげればよかった
薬局長は身を持って味見するのを推奨しよう〜(笑)
味を知っていることは服薬指導でとても役に立つよ❗
味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~