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【薬剤師が味見してみた】プレガバリンOD錠「オーハラ」はどんな味?【2020年12月収載予定】
「オーハラ」の屋号を販売している”大原薬品工業株式会社”は(確か)原薬を製造している企業のイメージです。
ブログのリハビリを兼ねて味見をしてみたいと思います。
プレガバリンOD錠ってどんな薬?
プレガバリンの先発品はファイザーが製造販売している”リリカ”で
カプセルは2010年6月、剤形追加という形でOD錠は2017年6月にそれぞれ発売されています。
神経障害性疼痛、線維筋痛症に伴う疼痛という適応を持つお薬で
整形外科の痛みに多く処方されるほか、皮膚科では帯状疱疹後の神経痛などに処方されるケースを時々見かけます。
プレガバリンは中枢神経系において電位依存性カルシウムチャネルの機能に対し
補助的な役割をなすα2δサブユニットとの結合を介して、カルシウムチャネルの細胞表面での発現量及び
カルシウム流入を抑制し、グルタミン酸等の神経伝達物質遊離を抑制することが示唆されている。
さらに、プレガバリンの鎮痛作用には下行性疼痛調節系のノルアドレナリン経路及び
セロトニン経路に対する作用も関与していることが示唆されている。(添付文書より)
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先発品のリリカの薬価はカプセルとOD錠共に同薬価で以下の通りです(2020年10月時点)
- 25mg: 65.2円
- 75mg:108.8円
- 150mg:149.6円
10社を超える場合には先発品薬価の0.4倍程度になると予想されます。
実際に味見してみた
「口の中で溶けますが、その前に飲み込む方がいいですよ!」という指導をしたくなる味でしたが
オーハラのプレガバリンはそれよりも苦味はマスキングできている印象です。
味見をして感じたこと・その他
現時点では1社の味見しか行っていないので、美味しい・まずいという評価は難しいですが
以前味見をした先発品のリリカOD錠よりも苦味はマスキングできていると感じました。
ただ、苦味は有効成分の量に応じて強くなるので、今回味見を行った75mgではなく
150mgの場合にはもう少し苦味を感じる可能性はあります。
また、個人的にはOD錠ではなく、苦味を感じないようにフィルムコーティングをしてくれた方が
評価は高いんだけどな・・・という感想です。
類似薬の過去記事
味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~