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【薬剤師が味見してみた】ナウゼリンOD錠ってどんな味???
今回は協和発酵キリンのナウゼリンOD錠の味見を行いたいと思います。
皆さんは『ナウゼリンOD錠』ってどんな思い出がありますか?
やくちちは期限が短くて、購入しても高確率で廃棄する薬だと思っています(特に5mg)
ナウゼリンってどんな薬???
ナウゼリン(ドンペリドン:Domperidone)は抗ドパミン作用を有し、CTZ(chemoreceptor trigger zone)に作用し、強い制吐作用を示す薬です。
強い制吐作用を有することから nausea(吐き気)と関連づけてナウゼリンと命名されたそうです。
歴史も古く1982年に承認されたお薬なので、約35年も世の中の吐き気を抑えています。
内服では
- ナウゼリン錠 5、ナウゼリン錠 10
- ナウゼリンOD 錠 5、ナウゼリンOD 錠 10
- ナウゼリンドライシロップ 1%
- ナウゼリン細粒 1%
と各種剤型が販売されており、中でも『ナウゼリン細粒』はバラ500gしか販売されておらず
面処方が来た瞬間にデッドストックを覚悟するようなお薬です。
面処方が来た瞬間にデッドストックを覚悟するようなお薬です。
外用では、ナウゼリン坐剤(10mg・30mg・60mg)があります。
やくちちも何かとお世話になってるよね!
普通錠とドライシロップには後発品があるのですが、特許の関係か(?)OD錠には後発品はまだありません。
エルメッド エーザイ株式会社の販売している、
ドンペリドン錠「EMEC」は『湿製錠』と呼ばれる錠剤で
(分類上は普通錠?)口の中でさらっと溶けて飲みやすいと言われています。
ドンペリドン錠「EMEC」は『湿製錠』と呼ばれる錠剤で
(分類上は普通錠?)口の中でさらっと溶けて飲みやすいと言われています。
こういう、特徴のあるジェネリック医薬品をやくちちは応援しています!
実際に味見してみた
ナウゼリンOD錠は5mgも10mgも薄黄色の錠剤です。
それでは、実際に味見してみましょう。
味は少し甘みのあるミント味ですね〜
インタビューフォームによると、原薬にはやや苦味があるそうですが
それほど気にならないですね〜
それほど気にならないですね〜
うんうん、飲みやすい〜〜
OD5mgを口の中に入れて唾液で溶かすと約23秒で完全に溶けきりました。
時間はかかるものの、錠剤が小さいので、唾液の量があれば口の中にザラザラとした感じは残らないと思いますが
インタビューフォームには以下のようにも書かれております。
時間はかかるものの、錠剤が小さいので、唾液の量があれば口の中にザラザラとした感じは残らないと思いますが
インタビューフォームには以下のようにも書かれております。
<用法・用量に関連する使用上の注意>の解説
OD 錠は舌の上にのせ、唾液を浸潤させると口腔内で崩壊することから、水なしでの服用も可能である。
ただし、口腔内では吸収されないため、唾液または水で飲み込む必要がある。
高齢者などは唾液の量が減少するので、服薬指導を行うときにしっかりと説明したいですね!
味見をして感じたこと・その他
実際に味見してみると、甘くて飲みやすいナウゼリンOD錠なんですが・・・
で・・・す・・・が・・・・
これ、吐き気のある時に『ミント』の味って結構しんどいものがあります。
ちょっとした刺激ですら、気持ち悪くなる状態でナウゼリンOD錠を服用すると
それだけで気持ち悪さが増強されました(汗)
この時は、ミント風味じゃなくて、無味がいい(甘さすら不要!!!)って思いました。
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今回のお薬と似た系統のお薬は過去にはこのような味見を行っています。
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~
最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。