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【薬剤師が味見してみた】バナンドライシロップってどんな味?
今回は「第一三共」のバナンドライシロップ5%の味見を行いたいと思います。
皮膚科の門前薬局で勤務していた時はよく処方されていたお薬ですね~
風邪にも、とびひなどの皮膚疾患にも・・・
皆さんの職場ではいかがですか???
バナンドライシロップってどんな薬???
バナンといえば多くの薬剤師さんが調剤したことがあるお薬ではないでしょうか?
味見をする前に第一三共のウェブサイトでインタビューフォームが閲覧可能です。
チェックしてみましょう。
1989年に錠剤が発売されたバナン
セフゾン、メイアクト、フロモックスなどと同じ
経口用セフェム系抗生物質に分類されますね~
その後、製剤研究を行い苦味が残りにくい製剤を開発
1991年にドライシロップが承認されたという経緯のお薬です。
バナンドライシロップの薬価は63.1円/g(2018年4月時点)
後発品は「セフポドキシムプロキセチルDS小児用5%「サワイ」50mg」があるのですが
2018年4月に「規格外原料の使用が判明した」ために後発品は全製品回収となっています。
その後間もなく半年が経過しますが供給再開という話しは聴いておりません。
セフポドキシムプロキセチル錠100mg「サワイ」および
セフポドキシムプロキセチルDS小児用5%「サワイ」
の自主回収に関するお詫びとご協力のお願い
なぜ今回、バナンドライシロップを味見したのか?
特に深い理由はないのですが、勤務する薬局での出来事・・・(かもしれません)
(ぺろっ)・・・よくわからないです。
(ぺろっ)・・・あぁ~これはアノ薬と同じだから〇〇味だね。
と変態なアドバイスをしたので記事にしてみました。
一応、バナンドライシロップのインタビューフォームで調べたところ
感じた味と同じ味の記載があったので一安心・・・
そんなやり取りが事実なのか?フィクションなのか?
まぁ、味見をしてみました。
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実際に味見してみた
それでは、実際に味見してみましょう。
そう、バナンドライシロップといえば、薄ピンク色のドライシロップですよね~
いつものようにドライシロップの匂いも嗅いだものの
秋のアレルギーのために鼻づまりがひどくて匂いがあまり分からないです。
多分、甘い香りだと思います
口に含んだ時の第一印象は「カロナール細粒」と同じ味!と感じました。
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そう、オレンジ味ですね~
カロナール細粒の後味は原薬のアセトアミノフェンの苦味が強かったですが
バナンドライシロップに関してはセフェム系の苦味を多少感じるものの
カロナールよりは飲みやすい印象でした。
口の中で味わっていると苦味を感じることがあるので
飲み物で早めに飲み込むことをおすすめします。
バナンドライシロップのインタビューフォームには
他のシロップ剤との配合変化の他に、各種飲料などとの配合変化試験の情報も
記載されているので、処方頻度が高い薬局は特に目を通しておいたほうが良いと思います。
ゲーミングマウスの記事も楽しいけれど、味見の記事も書いていて楽しいですね~~
類似薬の過去記事
今回のお薬と似た系統のお薬は過去にはこのような味見を行っています。
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よかったら見てみてね~
味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~
最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。
ドライシロップには向いていなかったそうです。