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【薬剤師が味見してみた】アレジオンD.Sの後発品ってどこを採用していますか?
2020年の診療報酬改定で後発品のハードルがまた引き上がると噂されていますね。
アレジオンD.Sは勤務する薬局でも時々処方されるのですが、処方頻度の低い品目もしっかりと後発品に変えていきたいところですね。
現在、日医工のエピナスチンD.Sを採用していますが味がまずいので
今回はメーカー変更を検討して製材見本を取り寄せてみました。
エピナスチンのドライシロップは先発1社、後発3社のみ
調べてみるとエピナスチンD.Sを販売しているメーカーって意外と少ないんです。
まとめてみるとこんな感じ。
先発 | アレジオンドライシロップ1% | 66.2 | 0.5g×100、1g×100、バラ100g |
後発 | エピナスチン塩酸塩DS1%小児用「日医工」 | 23.9 | バラ100g |
後発 | エピナスチン塩酸塩DS小児用1%「サワイ」 | 23.9 | 0.5g×100、バラ100g |
後発 | エピナスチン塩酸塩DS小児用1%「トーワ」 | 38.7 | 0.5g×100、1g×100、2g×100、バラ100g |
錠剤は10社以上販売しているのですが、採算性の問題か(?)
ドライシロップは先発のアレジオン、後発品は沢井製薬、日医工、東和薬品しか販売していません。
包装で選ぶなら東和薬品
包装を見てもらうと分かると思いますが、後発品でエピナスチンD.Sを選ぶのであれば
東和薬品のエピナスチンD.Sをまず検討するのが良いと思います。
その理由は、分包品のラインナップが優れている点です。
先ほどの表にも記載したようにバラ100gの他に分包品は0.5g・1g・2gと3種類あります。
エピナスチンは処方するDrにもよりますが、体重あたりの用量だけでなく
年齢で大まかな用量が添付文書に記載されています。
3〜6歳 | 14〜23kg | 0.5〜1g | |
7歳以上 | 24kg以上 | 1〜2g | |
3〜6歳 | 14〜23kg | 1g | |
7歳以上 | 24kg以上 | 2g |
東和薬品の製剤であれば分包品での対応が可能になります。
分包品を製造コストがかかるために薬価差益は少ないそうですが
バラのドライシロップを分包する手間や分包紙のコストを考えると
東和薬品のエピナスチンD.Sを採用するのが良いかもしれません。
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気になる味は・・・?
さてさて、変更する上で重要なのはドライシロップの味ですよね!
分包品があって使いやすいとは言え、味が苦かったりしたら飲ませづらいですもんね?
そんなわけで、今回は東和薬品のエピナスチンD.Sの味見をしてみます。
パッケージは東和薬品お得意の四角いアルミ包装です。
添付文書には『白色~帯黄白色の顆粒状の粉末』と記載がありますが
実際のドライシロップはほぼ白い色をしていました。
さぁ、味見をしてみましょう。
実際に味見してみた
さぁ、久しぶりの味見です!
おぉ!!!
確かにエピナスチンの苦味はあるものの、苦味に対するコーティングの結果
控えめな味になっています。
メーカー曰く『いちごヨーグルト味』だそうですが、風味としてはそれほど強くないですね。
日医工の製品は、口の中に入れた時には強めの甘みを感じますが、その分、苦味も強く感じます。
東和薬品への切り替えで問題なさそうでした。
そして、気になるのはひんやりとした服用感・・・
すぐに添加物を調べてみました。
- D-マンニトール
- エリスリトール
- ヒプロメロース
- エチルセルロース
- ステアリン酸Mg
- リン酸水素2Na
- フマル酸Na
- アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)
- サッカリンNa水和物
- セルロース
- カルメロースNa
- ヒドロキシプロピルセルロース
- 香料
- タルク
答えは・・・
ひんやりとした服用感のエリスリトールを含む製品の味見はこちらから
今回と同じエピナスチンを味見した過去記事はこちらです。
この時は沢井製薬のエピナスチンの味見を行いました。
味見のまとめ記事は以下のページからどうぞ~
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~