【薬剤師が味見してみた】ケフレックスシロップ用細粒100って懐かしいアノ味?




当ブログで味見に使用している医薬品はメーカーからの製剤見本や自身に処方された又は購入した医薬品を使用しています。

また、医薬品を適正に使用するために医師・薬剤師の指示は必ず守ってください

以上の注意を守らずに使用して、健康に被害が発生した場合は、当ブログは一切責任を負えません。その際、治療が必要となった場合でも使用者の責任となりますので、使用方法には十分にご注意ください。

 

【薬剤師が味見してみた】ケフレックスシロップ用細粒100って懐かしいアノ味?

今日は『ケフレックスシロップ用細粒100』の味見をしてみたいと思います。

IMG 20171117 113348

1970年に販売をスタートしたケフレックス
抗生剤の分類では『
経口用第一世代セフェム系薬』に分類されます
気がつけばもうすぐ発売50周年ですね。

画像を見てわかるようにシオノギのマークが付いており塩野義製薬が販売していたお薬なのですが
インタビューフォームや製剤画像を探そうとウェブサイトを調べたものの
塩野義製薬のウェブサイトには載っていませんでした。

Predit000302

調べてみると2016年12月〜『アメル』の屋号でおなじみの共和薬品工業に販売が移管されていました。

やくちち
過去に製造していて、販売移管した品目の情報も一覧に載せてくれればいいのにな〜って思います。
(現在は〇〇で製造販売しております等)

ケフレックスには2種類ある

大きく分けるとケフレックスには以下の2種類があります。

  • 通常の製剤
  • 持続性製剤

読んで字のごとく通常と持続性の2種類です。
ケフレックスなど『セファレキシン』には以下のような品目が販売されています。
複合顆粒』と書かれているところに分類されている製品が持続性製剤になります。

通常の製剤

今回味見をしたケフレックスシロップ用細粒100をはじめ多くの品目がこの通常の製剤です。
1日4回6時間ごとに服用する必要があるのが通常の製剤

ケフレックスカプセル250mg 日局 剤形写真 包装 ケフレックスシロップ用細粒100 日局 剤形写真 本体 ケフレックスシロップ用細粒200 日局 剤形写真 本体

服用回数が多いのが通常製剤の辛いところです。

持続性製剤

1日4回の服用が大変ということで、種類のセファレキシン顆粒胃溶性顆粒腸溶性顆粒)がそれぞれ
30%と70%の割合で配合し、血中濃度を高めるとともに、長く持続することが可能になった製剤です。
効果が持続するので1日2回の服用で済むのが助かります。

Lケフレックス顆粒』や『L-ケフレックス小児用顆粒』など
先ほどの表で『複合顆粒』というところに分類されている製品が持続性製剤になります。
(一応2回書いておきました)

L ケフレックス顆粒 日局 剤形写真 包装 L ケフレックス小児用顆粒 日局 剤形写真 包装
やくちち
『溶出 pH』の異なる 2 種類のセファレキシン顆粒を配合することで持続性製剤にしたそうです。

実際に味見したみた

見た目はどこにでもありそうなオレンジ色の顆粒です。

ケフレックスシロップ用細粒100 日局 剤形写真 本体

匂いは見た目通りに、かすかなオレンジの香りがして
美味しそうな雰囲気(匂いだけ美味しそうな薬もたくさんあります)

実際に味見をしてみると・・・

やくちち
小さい頃に飲んだことがある!

って感じの甘いオレンジの風味が口の中に広がります

抗生物質は『苦い』とか『まずい』というイメージがあります
ケフレックス細粒に関しては後味の苦味もなく非常に飲みやすいと感じました。

イメージは駄菓子屋に売っているオレンジのジュース(粉)みたいな感じです。

甘味料は予想以上に少ない

添付文書に記載のある添加物をチェックしてみると・・・

  • 白糖
  • ポリソルベート80
  • シリコーン樹脂
  • アルギン酸ナトリウム
  • 含水二酸化ケイ素
  • 香料
  • 黄色5号アルミニウムレーキ
  • 黄色5号  

と、甘味料は白糖だけのようです。

最近はアスパルテームやサッカリンNaなどの甘味料を使っている製品が多いですが
ケフレックスの原薬(セファレキシン)は苦く無いんだろうな〜』と推測できます。

きっと、うちの子供とか喜んで飲んじゃうんだろうな〜と思う味でした。

スポンサードリンク


味見ページのまとめ

味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。