急に保健所の定期訪問を受けることになったらどうする〜その1〜
先日、保健所の定期訪問(チェック)を受けました。
いくつか指摘されたものの、大きな問題はなく無事に終了したので
当日、チェックされた項目を忘れないように書き出していきたいと思います。
今日は調剤室内でのチェックポイント(前半)をまとめてみました。
一応、間違いはないとは思いますが、法的に間違っている部分があったら教えてください。
調剤室内のチェックポイント
調剤室内でのチェックのポイントは何と言っても
『医薬品の管理』についてかと思います。
特に、これからあげるような『規制のある医薬品』の
管理がきちんと行われているか?帳簿や譲渡証はあるか?などはチェックされます。
麻薬
調剤室に案内して、最初にチェックされたのは麻薬の管理です。
- 麻薬金庫から麻薬を全品目取り出す
麻薬の金庫、スムーズに開けられますか??? - 実在庫と帳簿の照らし合わせ
採用品目が少ないのでうちの薬局では
『全品目の実在庫』と『帳簿上の数』にずれがないか?
保健所の方と一緒に確認しました。
(もちろん実数に間違いはありませんでした)
- 購入した卸からの譲渡証のチェック
譲渡証の保管期間は2年間となっていますが
購入頻度が低いこともあるので
薬局がM&Aで買収されてから全ての譲渡証を保管してあり
保健所の方も『最初からのすべての記録がありますね』と仰っていました。
今回は入庫の記録と細かく照らし合わせることはしませんでしたが
時間のある時に記録漏れなどがないかチェックすると良いと思います。
毒薬
麻薬の次は毒薬のチェックです。
製品名で言えば『ウブレチド錠』や『アンカロン錠』その後発品『アミオダロン錠』などが該当します。
こちらはレセコンでの入出庫を管理・印刷しており
その記録を見せながら在庫数の確認を行いました。
この『毒薬』と次に登場する『覚せい剤原料』は『麻薬』同様に常時施錠が必要です。
在庫スペースの関係で、うちの薬局では向精神薬と一緒の引き出しに在庫してあるので
向精神薬を調剤する都度、『解錠→調剤→施錠』という手順を取らないといけません。
保健所の方も、その都度は大変なので、他の引き出しに余裕があれば
向精神薬と常時施錠の毒薬・覚せい剤原料を別にして
『毒薬と覚せい剤原料』 専用の引き出しにしてもいいかも?と提案を受けました。
覚せい剤原料
こちらの製品名は『エフピーOD錠2.5』と、その後発品の『セレギリン塩酸塩錠2.5mg』です。
覚せい剤原料も麻薬同様に『実在庫数』と『帳簿の数』があっているかと、チェックをされました。
(もちろん、問題なかったです)
また実在庫数だけでなく『卸からの譲渡証』もチェックしていました。
ちょっと長くなりそうなので今日はこの辺りで終了にします。
明日はこの続きを記事にする予定です。
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厳しさに違いがあるかと思いますが
この辺りに気をつけて日々の業務を行なっていけば良いのでは?と思います。