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【2017年12月収載】ロスバスタチンOD錠「TCK」(武田テバファーマ)はどんな味?
武田テバファーマのMRさんが来局して一言『ブログのネタ持ってきました〜』
2017年12月収載予定の品目で一番最初に味の見本をいただけたので早速味見してみます!
普通錠とOD錠で屋号が違う
先発品はクレストール(ロスバスタチン)で武田テバファーマが発売するのは
普通錠は「武田テバ」の屋号でOD錠は「TCK」(辰巳化学)の屋号です。
↑左側から『TCK』5mg・2.5mg、『武田テバ』5mg・2.5mgです
聞いた話によると、元々は普通錠(武田テバの屋号)のみ販売する予定だったのですが
調べてみるとOD錠の需要も意外とあるので、『OD錠も販売しよう!』ってなったんだけど
製造承認を取っていないので、品質の良いメーカーの中から辰巳化学を選んで
相乗りのような形になったそうです。
ロスバスタチンOD錠2.5mg「TCK」
ロスバスタチンOD錠5mg「TCK」
先発品のPTPシートとは同じ色合いではあるもののデザインは大分違う印象を受けます。
大きさは先発品と比べて小さいけれど厚みがある
先発品と比べてみるとTCK屋号のOD錠の大きさは一回り小さく感じます。
- クレストールOD錠2.5mg:直径:6mm・厚さ:2.7mm
- ロスバスタチンOD錠2.5mg「TCK」:直径:5.6mm・厚さ:3.1mm
- クレストールOD錠5mg:直径:8mm・厚さ:3.1mm
- ロスバスタチンOD錠5mg「TCK」:直径 7.2mm・厚さ:3.6mm
画像だとOD錠の方が大きく見えますが、実際に比べてみると
後発品の方が1割ぐらい小さい錠剤になっています。
先発品は普通の刻印、後発品はレーザー印字なので監査はしやすいと思います。
実際に味見してみた
今回は2.5mg錠を2回に分けて味見してみました。
(できるだけ味見の回数を増やしたいため)
口の中に入れた瞬間に感じたのは
『甘み』と『錠剤の表面がツルツル』という感じでした。
その後味わっていると、ツルツルとした表面(フィルムコーティング)が溶けて
『ザラザラ』とした質感の中身が出てきます。
それと同時に『メントールの味と苦味』を感じます。
ロスバスタチンの『原薬は苦味』があるので少しでも紛らわせるために
メントールを加えて若干すっきり感をだしています。
完全に溶けきるまで25と28秒(2回服用)
錠剤が小さい割に溶けきるまで時間がかかる印象でした。
武田テバMRさんによると、先発品のクレストールOD錠は素錠だそうで
口の中に入れるとすぐに苦味がでてくるので
今回はフィルムコーティングをすることで、第一印象を少し甘く改善したそうです。
ただし、後味は苦味を感じるのでOD錠ですが、服用後には水とかお茶を飲みたくなる味です。
他社との比較ができていませんが、『原薬の味』もあって決して美味しい味とは言えません。
(強烈な苦味というほどではないです)
武田テバファーマの12月収載予定品の記事も書いているのでよかったらどうぞ〜
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~