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ホクナリンテープって先発品と後発品でどっちがいいの?
今回は味見ではないですが、ホクナリンテープとその後発品を使い比べる機会があったので記事にしてみます。
先発品のホクナリンテープには『結晶レジボアシステム』という
薬物放出をコントロールするシステムを採用しており
その『特許』が先発品に残っているので
後発メーカーは結晶レジボアシステムではないシステムで
ジェネリック医薬品を作っています。
『結晶レジボアシステム』についてはマイランのウェブサイトを参考にしてみてください
ホクナリンテープの先発品・後発品の血中濃度の話は、他の方のブログでも時々目にするので
『ホクナリンテープ ジェネリック』とかで検索してみてください。
今回は血中濃度ではなく、『実際に使用した感じ』を紹介します。
今回の比較は3製品
今回比較するのは、うちの子供に処方された以下の3製品です。
- ホクナリンテープ0.5mg(先発品:マイラン)
- ツロブテロールテープ0.5mg「サワイ」(後発品:沢井製薬)
- ツロブテロールテープ0.5mg「YP」(後発品:祐徳薬品)
うちの薬局在庫の先発品、自宅近くの薬局の沢井製薬
大人の事情で自宅にあった祐徳薬品のツロブテロールテープになります。
先発品のホクナリンテープに材質・見た目が似ているのは祐徳薬品で
不織布のような見た目をしています。
沢井製薬のツロブテロールテープはどちらかと言うと、プラスチック的な素材でテープが出来ています。
どちらが良いというわけでは無いですが、みた感じは結構ちがいます。
実際に使ってみたけど、粘着力はメーカーによって大きく違う
単純に粘着力を比較してみたのですが・・・
先発>沢井製薬>祐徳薬品
下の画像は娘の腹部に祐徳のツロブテロールテープを貼った画像ですが
夜貼って、翌朝(約8時間後)にはこんな感じで端が剥がれ始めています。
動きの多い息子は夜に貼ったら、朝剥がれて踵(かかと)についていました。
うちの子供達は風邪を引くと咳が酷くなりゼロゼロしてしまうので
小児科でよくホクナリンテープを処方されます。
過去に使用した様子をまとめてみると・・・
先発品のホクナリンテープは娘・息子共に一切剥がれず
沢井製薬は剥がれたり、剥がれなかったり・・・五分五分。
祐徳薬品は高確率で端の部分が剥がれてしまいます。
粘着力はメーカーごとに大きく違うようです。
血中濃度をみてみよう
ここで、祐徳のツロブテロールテープの血中濃度の推移をみてみましょう。
(臨床試験で確認された血中濃度)ツロブテロールテープ 0.5 mg「YP」[投与量 4 枚]
モーラステープやロキソプロフェンテープを作っている祐徳薬品なので
期待して使ってみたものの若干残念・・・。
貼付剤ではあまりイメージのない沢井製薬の方が付きが良いというのはなんとも不思議な感じです。
やっぱりホクナリンテープは先発品一択なのかな???
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