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【味見】処方頻度は決して高くないものの、最後の切り札的存在のロペミン小児用細粒の味見してみました。困ったときはロペミンだよね。
昨日の夜からお腹が緩い・・・
変なものを食べた記憶も無いし、何か下痢に効くお薬ないかな~?と思ったら・・・
・・・ん?
あった!
味見用に調達しておいたロペミン小児用細粒0.05%
今日は全くそのつもりはなかったのですが、急遽ロペミン小児用細粒の味見になりました。
実際に味わってみた。
上の画像では黄色っぽく映っていますが、実際の細粒は薄橙色です。
(ヤンセンファーマウェブサイトより)
1包に0.2g(成分として0.1mg)含まれており1包じゃ成人には足りない~ってことで1連の4包(0.4mg)を味見です。
口に入れた瞬間に広がる「昔駄菓子屋で食べたことのある味」
そう・・・
モロッコヨーグルみたいな味!
ヨーグルト風味なのは分かるんだけど、いわゆるスーパーなどで売っているヨーグルトよりも
人工的なヨーグルトの風味だと思います。
粉のざらつきは比較的低く、普通の細粒だなぁ~という感じ。
でもね・・・「懐かしいモロッコヨーグルだな~」って思った
3秒後には苦味が口の中に広がってきます。
不味いというか弱い苦味が口の中に広がって残る感じですね。
口の中で味わっていると苦味が出てくるので、出来るだけ早くお水などで飲み込むのが良いと思う。
添付文書の「におい・味」の項目にも
”においはなく、味は初め甘く、後にわずかに苦い。”と記載されており、まさにその通りの味になっています。
調べてみると小児用細粒は1988年に発売されて、来年で発売30週年になります。
味の改良って行われているのかな?というか、最新のコーティングで作ればもっと美味しくできそうな気がする。
後発品は武田テバファーマのみ販売しています
後発品には武田テバファーマのロペラミド塩酸塩細粒小児用0.05%「タイヨー」があります。
こっちはどんな味がするのだろう???
ロペミン細粒には2種類あるので要注意!
ロペミン細粒には2種類あります。
- ロペミン小児用細粒0.05%(今回味見をした細粒)
- ロペミン細粒0.1%
ご存知の通り、ロペミンの細粒には2規格あり、ロペミン小児用細粒は0.05%(1g中ロペラミド塩酸塩0.5mg)
成人用のロペミン細粒は0.1%(1g中ロペラミド塩酸塩1mg)と小児の倍の量が含まれています。
薄い橙色の小児用細粒に対して、成人用の細粒は白色。
適応症も若干違っていて、カプセルと細粒は下痢症、小児用細粒は急性下痢症になっています。
うん・・・まぁそういうことです。
禁忌と原則禁忌が多いのも注意が必要
禁忌
- 出血性大腸炎の患者[腸管出血性大腸菌(O157等)や赤痢菌等の重篤な感染性下痢患者では、症状の悪化、治療期間の延長を来すおそれがある。]
- 抗生物質の投与に伴う偽膜性大腸炎の患者[症状の悪化、治療期間の延長を来すおそれがある。]
- 低出生体重児、新生児及び6カ月未満の乳児[外国で、過量投与により、呼吸抑制、全身性痙攣、昏睡等の重篤な副作用の報告がある。]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
原則禁忌
- 感染性下痢患者[治療期間の延長を来すおそれがある。]
- 潰瘍性大腸炎の患者[中毒性巨大結腸を起こすおそれがある。]
- 6カ月以上2歳未満の乳幼児[外国で、過量投与により、中枢神経系障害、呼吸抑制、腸管壊死に至る麻痺性イレウスを起こしたとの報告がある。]
禁忌が多いからだけではないでしょうが、小児にはタンナルビンとかアドソルビンを処方するケースが多いですよね~
タンナルビンとかも味見したいね(笑)
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~
緊急事態のために、早速味見(服用)してみます。