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【薬剤師が味見してみた】アリセプトD錠ってどんな味だろう?
今回は認知症治療剤のアリセプトD錠(5mg)の味見をしてみます。
後発品(ドネペジル)への変更が進むアリセプトですが、
嚥下困難な患者さんへの投与が可能なように
色々な剤形が用意されているのも特徴の1つです。
高齢者が服用するケースがほとんどですが、OD錠の味ってどうなんだろう?って思い調べてみました。
アリセプトってどんな薬???
成分はドネペジル塩酸塩でアセチルコリン(ACh)を分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼ(AChE)を可逆的に阻害することにより脳内 ACh 量を増加させ、脳内コリン作動性神経系を賦活する。
(インタビューフォームより)
アリセプトの販売剤形
改めて調べてみると細粒にドライシロップ、ゼリーなんかもあるんですね。
- アリセプト錠(3mg・5mg・10mg)(1999年)
- アリセプトD錠(3mg・5mg・10mg)(2004年2月)
- アリセプト細粒0.5%(2001年3月)
- アリセプトドライシロップ1%(2013年2月)
- アリセプト内服ゼリー(3mg・5mg・10mg)(2009円7月)
薬価は剤形ごとで若干異なりますが、
3mgで200円、5mg300円、10mg500~550円ぐらいです。
”細粒”、”ドライシロップ”、”内服ゼリー”と味見をしてみたい剤形がいっぱりありますが
薬価が高いのでなかなか手が出ない・・・
適応のある認知症は以下の2種類だけなので要注意
- アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制
- レビー小体型認知症における認知症症状の進行抑制
実際に味わってみた
アリセプトD錠の味はメンソール系の味です。
若干、甘味を感じるものの、基本的に原薬の苦みを感じます。
口の中で完全に溶かした後も若干の苦みが後味として残ります。
強烈な苦みとかいう訳ではないのですが、正直なところ美味しくない。
実際のところ、アリセプトD錠を水なしで服用している人ってどれぐらいいるのでしょうか?
認知症→高齢者→多剤服用→OD錠と普通錠をまとめて一包化→普通に水で服用
今回、体調が大分回復してきたので久しぶりの味見記事となりました。
鼻水、鼻づまり、痰のおかげで嗅覚・味覚がほぼなくなる状態はきつかったですね。
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~