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レボフロキサシンOD錠って販売しているの知っていますか???
先日、とある病院の処方で、レボフロキサシンOD錠250mg「トーワ」という処方が来ました。
変更不可ではなかったものの、250mgの後発の在庫を持っていなかったので処方箋通りの
OD錠250mg「トーワ」を取り寄せてみました。
過去に他の患者さんでクラビットの粉砕の指示を受けたことがあったので
OD錠なら他の患者さんでも使えるかな?という思いもありました。
嚥下困難な患者さんに用いることが出来そうなレボフロキサシンの製剤は実は少ない?
調べてみると普通錠は色々なメーカーが発売しているのですが、その他の剤形は意外と少なかったんです。
第一三共のクラビット細粒10%(先発)
第一三共エスファ(DSEP)のレボフロキサシン細粒10%(AG)
まぁ鉄板といえば鉄板。「錠剤を粉砕するなら粉で用意しちゃえ~」ってやつですね。
散剤の欠点は通常の患者さんには使わない点ですかね~?
その患者さんでの処方が出ないと不動品一直線。
先発品のクラビット細粒は卸によっては分割販売をしているので、うまく使えば不動品を最小限にできるかも?
東和薬品(レボフロキサシンOD錠・内容液)
後発品メーカーの中で何社か面白いレボフロキサシン製剤を販売しているメーカーがあります
- レボフロキサシンOD錠250mg「トーワ」
- レボフロキサシンOD錠500mg「トーワ」
- レボフロキサシン内用液250mg「トーワ」
東和薬品が作っていましたOD錠
というか、レボフロキサシンOD錠って東和しか作ってないのね~
理由は後ほど説明します。
持田製薬(レボフロキサシン粒状錠)
- レボフロキサシン粒状錠250mg「モチダ」
- レボフロキサシン粒状錠500mg「モチダ」
直径約3.2mm×厚さ約3.2mm
エパデールのパッケージ使いました!感のある一品。小さい錠剤が沢山入ってるんですね。
レボフロキサシンは錠剤が大きいのが飲みにくさの1つの原因なので、小さい錠剤なら飲める!という方には
これも選択肢の1つとしてありかな?
ここが良い!レボフロキサシンOD錠「トーワ」
早速取り寄せた、レボフロキサシンOD錠「トーワ」の良い点を挙げてみましょう!
大きいものの、まん丸の錠剤。なんだか飲みやすい雰囲気ありませんか?
実際に口の中で溶かしてみると錠剤の大きさがあるので、最近発売のモンテルカストOD錠のように
素早くは溶けないです(モンテルカストOD錠「タカタ」は20秒で完全に溶けました)
レボフロキサシン錠は恐らく1分ぐらいかかったと思います。
1分間という数字、これは妥協できるレベルだと私は思います。
OD錠ですが、普通の錠剤としてのめる大きさです。
ここが今一つ、レボフロキサシンOD錠「トーワ」
一言で言うと「まずい!」
他のメーカーがOD錠を発売しない理由として考えられるのが
原薬の味なのか?兎に角口の中で溶かした後の味が苦いんです。
薬を口の中で溶かす→一瞬だけラムネかな?と思うけど直ぐに苦みを感じる→お茶を飲む→苦い→お茶を飲む・・・
1時間ぐらい経過しても口の中が苦いような感じがありました。
苦味健胃薬なんじゃないか?ってくらい苦い。
飲めない!ほどではないですか、青汁と比べてもまずいレベルです。
患者さんに味を聞かれたら、「にがい」と答えて差し支えないと思います。
そして、もう1点残念なのが箱の大きさ!
長辺が15cmあるので、高園の引き出しにちょうど引っかかります。
引き出しを開けるたびに、「ゴン!」って引っかかる。
毎回、イラッ!ですよ
あまりに酷いので、5mmぐらい箱を切ったら無事に解決。
ちょっとだけ改善してほしいな~と思いました。
味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~