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一包化中に爪を痛めたことありませんか?
先日、エクアの一包化中に爪を痛めてしまい、それをTwitterでつぶやいたところ
オススメの調剤補助器具を2名の方から教えていただきました。
PTP除包機 パラスター(中洲電機株式会社)
1つは体調管理をお手伝いしたい薬剤師 高場大基さんに教えていただいた
「PTP除包機 パラスター」、ガチなやつです。
以前勤めていた薬局(一包化が1日30人ぐらい)にあって
全自動の分包機用にバラの錠剤を沢山作るのに力を発揮していましたが
流石にうちの薬局では役不足でした。
PTPシートを真ん中にセットして横のレバーをぐるぐる回すと、プチプチしてくれる1台。
1日1~2人しか一包化が来ないので採用を見送りましたが
施設の処方箋等、一包化を沢山受けている薬局などでは大活躍の1台だと思います。
お薬取出器 トリダス(大同化工株式会社)
もう一つが”けいしゅけ”さんに教えていただいた、トリダス。
ネーミングセンスが小林製薬みたい(笑)
ホチキスみたいにPTPシートを挟んでパチンとやるだけでOK。
値段も1300円程度とリーズナブル。
教えて下さったお二人ありがとうございます。
トリダスを実際に使ってみた
超気持ちいい!!!!
って言いたくなります。
黙々とプチプチする→下にバラの錠剤が沢山!って感じなのですが思いのほか楽しいんです。
21Tシートなどには真ん中の列に届かなくて使えないのですが、それを考慮してもコスパがいいです。
プチプチプチプチプチ・・・・ってやってしまいました。
単純作業とか好きは人は絶対にハマります!
患者さんがPTPシートからお薬を取り出すのにもいいかも?
・・・とここまでは、いたって普通の紹介なのですが
このトリダスって患者さんが使ってもいいんじゃないかな?って気が付きました。
メーカーホームページを見るとやはり薬剤師だけでなく患者さんが使うにもいいみたいです。
「飲み方はわかるんだけど、シートが硬くて押し出しにくい」「錠剤が小さくて押し出しにくい」って声聞いたことありませんか?
体が不自由でシートから出すのに苦労してそうな患者さんはいませんかね???
うちは整形外科の門前(ブログを書いた当時)なのですが
高齢の方が多いので紹介したら結構売れそうな予感がします。
何かと親切にしてくれる薬局には患者さんが集まります。
大手調剤にはできないことを日々実行することが零細薬局のやるべきことだと思っています。
大手に行ったことがないのでわかりませんが、勝手にOTCを採用して、ポスター作って患者さんに売るとか普通できないですよね?
うちは、かなり現場に権限が譲渡(丸投げ)されているので、自由に行動できます♪
松下幸之助氏も著書(道をひらく)の中で
「うどんの値段は同じであっても、客を大事にしてくれる店、まごころこもった親切な店には、人は自然に寄りついてゆく。
その反対に、客をぞんざいにし、礼儀もなければ作法もない、そんな店には、人の足は自然と遠ざかる。」と言っていました。
うどんを薬、客を患者さんと置き換えると正にその通りだと思います。
そんな薬局でありたいと思います。
嫁(薬剤師)にも使ってもらいました
自宅に持って帰り、実際に嫁(薬剤師)に使ってもらいました。
「持ち手も持ちやすく、何より握力がない人間でも簡単に薬を取り出せる!
シグマートは錠剤が小さくて出す時に指が痛かったから今度やってみたい。」
とのコメントいただきました。最初に押し出しだときの、「おぉ~」って感じが見ていて
「どやっ!?」って感じになりました。
さて、トリダスですがAmazonでなら送料込みで1,315円で買えますので、薬局で売るとしたら1,400~1,500円ぐらいですかね?
もちろん私はAmazonで「トリダス」で検索して購入しました。
画像を印刷して待合室に貼ってもよし!
上下の黒文字の部分のフォントはたぬき油性マジックというフォントを使っています。
もちろん、自分の薬局にあった写真やフォントに変更もご自由にどうぞ!
2018年 トリダスは新たな製品へと・・・
トリダスを発売している大同化工さんが新たな商品を発売することになりました!
トリダスPRO
今まではバラ錠を作るのがメイン(?)の使われ方だったトリダス
PROに進化した結果、分包機へと直接錠剤を投入することができるようになりました。
実際に使った方の反応は微妙そうでしたが、気になる1品です。
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