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【やくちち工作】分包紙に綺麗に色つけをしたい!
日経DIでは定期的に『薬局ツールグランプリ』というものをやっており
色々な薬局内での小さな改善を紹介されています。
少し古いですが2017年に行われた第4回の薬局ツールグランプリで以下のようなツールの紹介がありました。
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分包紙に一気にきれいな線を引く装置
〜服用時点ごとの色分けが容易に〜
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/toolGP4th/201702/550061.html
分包紙への色付けは結構な手間?
施設とか外来でお薬を一包化した後にマジックで色つけをしている薬局さんは多いのではないでしょうか?
朝は赤、昼は黄色、夕は青とか・・・
1人2人ならそれほど大変ではないですが、施設20人とか30人とか色つけをすると結構な手間になりますよね。
湯山や高園の分包機では色つけをする専用ユニットがオプションとして販売されていますが
1つ10万とか20万とか非常に高額でなかなか手を出せない薬局も多いと思います。
そんな苦労を少し楽にしてくれるツールを日経DIでは紹介していたのですが
自作したくなり今回自作してみました。
材料は100均で購入!
純正品には勝ち目はないので、今回はコスパで勝負してみようと思い
100均で購入できるもの+αで制作してみました(制作に必要な工具は除く)
セリアで木材を2点(板と棒)を購入です。
基本的な部品は以上です!!!
その他、クローゼットに転がっていたネジやシロップ容器の捨ててしまう蓋などを活用しました。
板は12cm×9mm×45cm
棒は1.2cm×1.2cm×45cm
のものを購入しました。
写真では板が2枚写っていますが、実際には1枚しか使用しませんでした。
ノコギリで木材をカットします
板は15cmの長さで3等分し
棒は15cmの長さで3等分し、そのうち1つは更に半分(7.5cm)になるように切ります。
カットすると以下のようになります
100均の木材なので長さや太さは結構曖昧で、棒は1.2cm角のはずですが、かなり太さが異なりました。
ノコギリも100均なので、切り口がひどい有様です。
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木材が切断できたら組み立てます
下側になる板には中央に分包紙が通る幅(7cm)をあけて、棒を裏側からねじ止めします。
事故が発生したので板が真ん中で割れてしまっています(グルーガンで補強済み)
上側になる板にも棒を取り付けます。
ここで、下板につけた棒と干渉しないように気をつけましょう。
シロップ容器の蓋にドリルでマジックを刺す穴を開け、大きさを調整します
(大きいマッキーの細い方で6.7mmぐらいの大きさの穴が良いみたいです)
下側の板の棒の部分にねじ止めします。
滑りを良くするためにダンボールを貼ってみた
木材の表面がザラザラしているからなのか?グルーガンの影響なのか?
実際に分包紙をスライドさせてみると思ったよりも引っかかる感じが強かったので
下側の板にダンボールをカットして貼り付けてみました。
若干、分厚くなりますが滑りはかなり良くなりました。
これにて制作完了です。
実際に使ってみた
実際に分包紙に色をつけてみました。
100円で購入した板と棒を加工して、分包紙に真っ直ぐ線を引く機械を作ってみました。 pic.twitter.com/A8zDBN54KD
— 薬剤師ときどき父(やくちち)@充電中 (@yakutiti) May 15, 2019
Twitterさんではセンシティブな動画認定されてしまいましたが
分包紙に色をつけるだけの動画です。
よかったらツイートから見てくださいね
試作機1号なので錠剤が入っていない状態でのテストですが
思ったよりも上手に色つけができたと思います。
うん、工作って楽しいですね〜〜
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