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ユースフルジェネリックって何?
オーソライズドジェネリック(AG)という言葉はよく聞くようになったけど
ユースフルジェネリックという言葉は聞いたことがないのではないでしょうか?
最近、やくちちが推している『小林化工』が販売しているジェネリック医薬品の中に
ユースフルジェネリックと呼んでいるものがあります。
ユースフルジェネリック=改良型ジェネリック医薬品
一言で言えば、「改良型ジェネリック医薬品」のことで
先発品が苦手な部分を後発品メーカーが改良し販売しているジェネリック医薬品です。
小林化工ではこういったジェネリック医薬品をユースフルジェネリックと呼んでいます。
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例えば先発品はカプセルの剤形しか無いけれど、後発品では錠剤やOD錠の剤形(プランルカストやイトラコナゾールなど)があったり
先発品は味が悪いけど、後発品はコーティングや味付けを改良して飲みやすくなっている(クラリスロマイシンD.Sなど)ジェネリック医薬品のことです。
小林化工が販売するユースフルジェネリックの記事一覧
過去にも小林化工のユースフルジェネリックを取り上げた記事がありますので良かったら読んでみてね
今後は「付加価値」がジェネリックの勝負の場になると思う
とあるジェネリックメーカーのMRのさんと話した内容ですが
MR「オーソライズドは人気はあるけれど、良くも悪くも先発品と同一なんです
先発品を発売して10年とかの間に向上した製造技術が活かせないのが弱点なんです。」
確かに9月発売のクレストール錠のAG(ロスバスタチン錠「DSEP」)の刻印は打刻です。
刻印が見づらかったりするので最近ではレーザーやインクなどで製品名・規格などを印字するジェネリックが多く
識別という点では特に一包化の鑑査をするときには、12月に発売の他社ジェネリックの方が見やすいと思います。
(例:小林化工のMEEKの印字)
「ジェネリックは先発品より劣る」というイメージを持っている人も多いかと思いますが
メーカーによっては先発品よりも改善して使いやすいジェネリックを販売しているメーカーもあります。
最近ではジェネリックメーカーも価格だけでなく、「付加価値」の部分を強調しているところが少なくないです。
大型製品の場合には20~30社近くが販売するジェネリック医薬品
調剤薬局の薬剤師として、私はココまでの数は不要だと考えています。
小林化工に限らず、患者さんや実際に薬を扱う人に優しい製品を作るメーカーが採用されると良いなと思って
最近はジェネリックメーカーを見たり、ブログで紹介しています。
今回紹介した小林化工のユースフルジェネリックについてのウェブページはコチラ。
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