今日は第一三共のプラリア勉強会でした。
一言でいうと、お弁当がおいしかった!
牛タン利久の牛たん彩幕の内弁当のようです。
お肉&お肉です♪
確かにお弁当もおいしかったんですが・・・そうじゃなくて
第一三共さんはボールペンが豪華!
販促品で頂いたのは、ぺんてる株式会社のビクーニャですね。
第一三共さん、以前はuni(三菱鉛筆)のジェットストリームでした。
紙薬歴の頃に文房具(ボールペン)にハマっていた時期があって、毎日お昼休みに文房具屋さんに行ってボールペンを買って、午後の業務で試す生活をしていたので
ボールペンはいろいろと試しました!
ジェットストリームは100円くいらいで買えるボールペンの王様ですね。
書き心地が非常に良くて、愛用している人も多いのではないでしょうか?
現在、ジェットストリームの3色+シャーペンのもの2本(0.5mmと0.7mm)をカバンに入れてあります。
一方のビクーニャは何といってもインクが柔らかいんです。
この上なくサラサラと書けるのと、光沢紙みたいに通常のボールペンでは書きにくい紙に対してもビクーニャはきれいに書けます。
サラサラ書けるのが気に入って私は紙薬歴の時にはビクーニャを使ってましたね。
ただ、サラサラとインクが柔らかいのでとにかくインクの減りが早いんです。
他のボールペンの倍くらいのペースでインクが減っていった気がします。
でも大切なのはボールペンが豪華ってのでもなくて・・・実際にプラリアはいいお薬らしいんです。
プラリアの特徴 これだけ読めば分かった気になれる
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015での
骨粗鬆症治療薬の有効性の評価一覧でオールA
(骨密度・椎体骨折・非椎体骨折・大腿骨近位部骨折の4項目でA)
保険で使える品目でオールAとなると
プラリアの他にはビスホスホネート(BP剤)のアレンドロン酸とリセドロン酸のみなのです。
プラリアは骨芽細胞が産生するRANKLという蛋白質を標的とするヒト型IgG2モノクローナル抗体です。
RANKLは骨吸収をつかさどる破骨細胞の形成・機能・生存に不可欠なメディエーターで
破骨細胞やその前駆細胞の表面に発現するRANKという受容体を介して破骨細胞の融合、成熟、骨への付着を引き起こしたり、成熟した破骨細胞を活性化させ、生存期間を延長させます。
骨粗鬆症ではRANKLが増加するそうです。結果として、破骨細胞が活性化し過剰な骨吸収が起こってしまうのです。
RANKLを標的とすることで骨吸収を抑制し、皮質骨・海綿骨の骨密度を上昇させるそうです。
つまり、BP剤は破骨細胞のアポトーシスを引き起こすことによって骨吸収を抑制するのに対してプラリアは破骨細胞の形成自体を抑制するそうです。
プラリアの方が破骨細胞の上流を抑えるようなイメージです。
3D Bone Mappingサブ解析というのでは海外データですが、実際に骨のどの部位の骨密度が上昇しているのか?というのを視覚的にわかりやすく表示してくれたり、有用な勉強会でした。
低Ca血症の人には禁忌で、プラリア投与する際には必要に応じてカルシウム&ビタミンDを補充です。
投与が6か月に1度の皮下投与でいいのですが、院長としてはそこが気になっているようで
半年に一度の投与は痛みがない人だと来なくなってしまうケースが多いようです。
しかも、自分が受けた注射が何の注射だか理解していない人も多いようで
しっかりと理解して継続して受診できる人にしか使ってないそうです。
月に1回の製剤が出たらもっと使いやすいのに~って仰っていました。
それと、薬価が29296.00円なので、半年に1回とは言え値段をいうと断念する人も多いそうです。
お弁当や販促品だけもらったわけじゃなくて、きちんと勉強もしてますよ~