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【2017年12月発売予定】小林化工の注目ジェネリックはこれだ!
毎日ジェネリックメーカーのウェブサイトをチェックしているやくちちです。
今日は小林化工の2017年12月発売予定品目をみていきましょう。
小林化工と言えば、Meiji Seikaファルマと距離が近い印象があり
東邦薬品が数字を追っかけているような気がするメーカーです(謎)
技術力もあるようで過去に「最優秀ジェネリック医薬品賞」などを受賞したこともあるようです。
(ウェブサイトより抜粋)
- アシクロビル注射剤の技術開発により、「福井県科学技術顕彰奨励賞」を受賞(2001(H13))
- プランルカスト錠「EK」の開発が評価され、ジェネリック医薬品協議会(GEDA)より「2009年優秀ジェネリック医薬品奨励賞」を受賞。(2009(H21))
- メサラジン顆粒50%「AKP」の開発が評価され、GEDAより「2010年最優秀ジェネリック医薬品賞」を受賞。(2010(H22))
- ゾルピデム酒石酸塩OD錠「KN」の開発が評価され、GEDAより「2013年優秀ジェネリック医薬品奨励賞」を受賞。(2013(H25))
ただ、MRさんを見たことないです・・・。
12月に発売予定の品目は6品目
そんな小林化工、12月に発売を予定しているのは以下の6品目です。
- ロスバスタチン錠2.5mg・5mg
- ロスバスタチンOD錠2.5mg・5mg
- オルメサルタン錠5mg・10mg・20mg・40mg
- オルメサルタンOD錠5mg・10mg・20mg・40mg
- イルベサルタン錠50mg・100mg・200mg
- ファムシクロビル錠250mg・500mg
小林化工が12月に発売を予定しているのは以上の6品目
普通錠にOD錠と幅広く押さえている印象です。
どれも今回が新規収載の品目になっています。
ロスバスタチン錠・OD錠のみ「MEEK」の屋号(Meiji Seikaファルマとの併売?)
残り4品目は「KN」の屋号です。
調べてみると小林化工は意外と面白い製品を作っているので見てみましょう。
ここが素晴らしい!小林化工その1
ファムシクロビルが250mgと500mgの2規格あります!
(500mgを発売予定なのは第一三共エスファと小林化工の2社のみ)
発売時点ではファムシクロビル錠は「帯状疱疹」の適応しかありません。
帯状疱疹の用法・用量だと通常250mg錠を1日6錠分3(1回2錠)服用するので
500mgだと錠剤は少し大きくなるものの1回1錠の服用で済むのは非常に助かると思います。
先発品と小林化工の後発品で250mg錠の大きさを比べてみると
- ファムビル錠250mg:直径10.1mm×厚さ4.6mm
- ファムシクロビル錠250mg「KN」: 直径:9.1mm×厚さ4.1mm
約1割ほど後発品の方が小さくなっており、飲みやすくなっていると思います。
地味なんだけど、こういう所は評価したいです。
ここが素晴らしい!小林化工その2
一番驚いたのはロスバスタチンOD錠・・・・
割線があるんです!(しかも添付文書上の割線)
12月に発売予定のメーカーの添付文書を全て調べたところ
割線が入っているのは小林化工と沢井製薬※の2社のみ。
※沢井製薬はOD錠の2.5mgのみに割線あり。
(ロスバスタチンOD錠「MEEK」添付文書より)
(ロスバスタチン「サワイ」添付文書より)
2.5mgを1回に0.5錠で服用している人には朗報かも!?
・・・ただ、全てが完璧でないのが小林化工なんです。
そんな若干残念ポイントを↓ここからは見ていきましょう。
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ここが残念!小林化工
今回、調べて見て以外と良いポイントがあった小林化工ですが、残念なポイントもあります。
良いポイントが現場に全く伝わっていない。
残念なことに小林化工のMRさんは見たことがないですし
「ジェネリックのお知らせ」も卸のMSさんが「小林化工の12月発売の品目で〜す」って感じで
紙を渡されて終了。(良くてファムシクロビル500mgがありますよ〜ぐらい)
これだけ特色のある製品を販売しているのに、販路が弱すぎる気がします。
もっと製品の特徴をPRできれば売れると思うんです。
ここが凄い!薬剤師ときどき父
これだけ「小林化工」を持ち上げているにもかかわらず
MRさんにも会ったことはないですし
小林化工から広告料など一切の利益提供も受けていないんです。
連絡をいただければ振込口座などお伝えいたしますので是非ご検討ください(笑)
まとめ
こんな感じで、小林化工のジェネリックは意外と特色があるものでした。
ただ、その良さが現場の薬剤師までなかなか伝わっていないのではないでしょうか?
このブログを見て「おっ!?面白そうだな」って思ってくれる人がいるといいな〜
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