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【薬剤師が味見してみた】スクラルファ-ト内用液10%「日医工」ってどんな味?
日本薬剤師会学術大会でエネルギーを注入してもらった『やくちち』です。
コンニチワ!
今日は久しぶりの味見の記事を書いてみようと思います。
今回は日医工の『スクラルファ-ト内用液10%「日医工」 』です。
スクラルファートの先発品って何だっけ?
先発品は中外製薬のアルサルミン内用液です。
2017年10月時点で先発品1社と後発品2社しか販売しておりません。
- アルサルミン内用液10%(先発品:中外製薬、薬価:3.3円/mL)
- スクラルファート内用液10%「タイヨー」(後発品:武田テバファーマ、薬価:2.5円/mL)
- スクラルファート内用液10%「日医工」(後発品:日医工、薬価:2.5円/mL)
用法・用量
通常、成人1回10mLを1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1回10mLでの処方しか見たことがないので、分包品が威力を発揮しますね!
効能・効果
- 胃・十二指腸潰瘍
- 下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善
急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
とはいうものの
最近ではあまり処方を見かけなくなった印象が強いアルサルミン(スクラルファート)です。
実際に味見してみた
ボトルの上部を2〜3回まわして捩じ切るように開封します。
実際に開けてみると、穴の大きさは思ったよりも小さく
点眼容器の穴よりも少し大きい程度で、力を入れることで内容液が「チュー」と勢い良く出て来ます。
口に入れたときに最初に感じた味は『甘み』でした。
ただ、美味しい甘みというよりも、化学的に作られたような甘みという印象。
記載されています。
また、甘みと同時に若干の酸味(酸っぱ味)も感じました。
添付文書の添加物を調べてみると・・・
- プロピレングリコール
- クエン酸Na
- クエン酸
- パラオキシ安息香酸メチル
- パラオキシ安息香酸プロピル
- サッカリンNa
- グリセリン
- キシリトール
- 香料
- エタノール
甘みは、サッカリンとキシリトール由来と考えられます。
おそらく、化学的に作られたと感じられたのはサッカリンが原因だと私は思っています。
酸っぱ味はpHが4.0〜5.5(クエン酸?)が影響しているのかな?
美味しいか?と聞かれたら微妙ですが、まずくて飲めないというレベルでもなかった
スクラルファート内容液「日医工」 の評価は中間としました。
味の微妙さに加えて、飲んだ後に口の中や舌に膜が張ったような変な感覚になります。
この辺りを考慮すると服用感は今ひとつかな?
先発品のアルサルミン内容液の味見もしてみたいですね〜
もしかしたら、先発がめちゃくちゃ飲みづらい味付けとか服用感かもしれません。
また、味見本を調達せねば〜〜〜!
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~