気になった適応追加・販売中止・添付文書改定等(12月19日)




当ブログで味見に使用している医薬品はメーカーからの製剤見本や自身に処方された又は購入した医薬品を使用しています。

また、医薬品を適正に使用するために医師・薬剤師の指示は必ず守ってください

以上の注意を守らずに使用して、健康に被害が発生した場合は、当ブログは一切責任を負えません。その際、治療が必要となった場合でも使用者の責任となりますので、使用方法には十分にご注意ください。

 

私が気になった適応追加承認・製造販売承認・添付文書改定などを書き出してみました。

選択的アルドステロンブロッカー「セララ®」「慢性心不全*」の適応追加の承認取得

ファイザー株式会社ウェブサイト

セララ錠25mg・同50mg・同100mg
高血圧症
セララ錠25mg・同50mg
下記の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害薬又はアンジオテンシンII受容体拮抗薬、β遮断薬、利尿薬等の基礎治療を受けている患者
慢性心不全
【高血圧症】
通常、成人にはエプレレノンとして1日1回50mgから投与を開始し、効果不十分な場合は100mgまで増量することができる。
【慢性心不全】
通常、成人にはエプレレノンとして1日1回25mgから投与を開始し、血清カリウム値、患者の状態に応じて、投与開始から4週間以降を目安に1日1回50mgへ増量する。
ただし、中等度の腎機能障害のある患者では、1日1回隔日25mgから投与を開始し、最大用量は1日1回25mg とする。
なお、血清カリウム値、患者の状態に応じて適宜減量又は中断する。

100mg錠は高血圧症にしか使えないのね~
疾患ごとに用量が違っているものは注意が必要です。

ただ、セララが出たときはすごく画期的!!!っていう印象を受けた(プロモーションをしていた)記憶があるのですが
処方を目にする機会が非常に少ないなぁ・・・という印象のセララ
適応追加で使用量は増えるのだろうか???

カルシウム受容体作動薬「パーサビブ® 静注透析用 2.5mg、5mg、10mg」
血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症の治療薬として国内製造販売承認取得

小野薬品ウェブサイトより

2016年医療業界を一番騒がせたといっても過言ではない小野薬品(オプジーボ)
オプジーボの薬価引き下げを受けて毎年の薬価改正になりそうな雰囲気になった気がする・・・

レグパラの対抗になるのかな?
うちは1人だけレグパラ使っているけど、高いからできれば在庫が残らないといいな・・・

ヤーズフレックス配合錠 製造販売承認取得

バイエルウェブサイトより

日本で初めて最長で 120日までの連続投与が可能となった
超低用量LEP製剤で、子宮内膜症に伴う疼痛の改善と月経困難症という二つの適応を取得

何となく、レディースクリニックから処方が飛んできて、在庫を置くことになりそうな予感。
そして、デッドストック一直線という嫌なパターンです。

 

「サインバルタⓇカプセル 20mg・30mg」の変形性関節症に伴う疼痛に対する適応追加の承認取得

シオノギ製薬・日本イーライリリーウェブサイトより

用法・用量としては慢性腰痛症と同じく
通常,成人には1日1回朝食後,デュロキセチンとして60mgを経口投与する。投与は1日20mgより開始し,
1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mgずつ増量する。

うち、整形の門前だから使用ががかなり増えそうな予感。
早速、20mg100cpを追加で1箱注文。

大正富山のステイバンパップとフルルバンパップが製造中止

大正富山医薬品株式会社によると、ステイバンパップとフルルバンパップが製造中止
経過措置は2018年3月末日予定だそうです。

うちは科研のフルルバンパップを使っているから連絡が来なかったのかな?
ひっそりと製造中止になるようです。しかも発表は11月頭にされていました

 

カリメート散 (興和創薬):添付文書の味欄の表現を変更

興和創薬ウェブサイト

ほとんどなし→ない
なぜ記載が変わったんだろう???炭だから普通に味はしないと思うだが・・・

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2 件のコメント

  • ほんわかで少し毒のあるブログを楽しみにしています。

    カリメート散 味の記載が変わったのは不思議ですね。
    他社さんと合わせたのでしょうか?
    成分は炭ではなく、イオン交換樹脂ですよね…

    • わんこずきさんコメントありがとうございます!
      そうですね…カリメートはイオンですね(汗)
      クレメジンと間違えました。
      中身が変わらないのに記載を変更ってことは
      他と合わせたってことなんですかね〜

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    ABOUTこの記事をかいた人

    薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。