薬剤師よもっと面倒くさがれ!




当ブログで味見に使用している医薬品はメーカーからの製剤見本や自身に処方された又は購入した医薬品を使用しています。

また、医薬品を適正に使用するために医師・薬剤師の指示は必ず守ってください

以上の注意を守らずに使用して、健康に被害が発生した場合は、当ブログは一切責任を負えません。その際、治療が必要となった場合でも使用者の責任となりますので、使用方法には十分にご注意ください。

 

最初に言っておきますが、私は面倒くさがり薬剤師です面倒くさい事は大嫌い

それなのに通勤時間が長いので最近はビジネス書なんかを読んでいます。
その中で今日は仕組み作りについて書きたいと思います。

仕組みづくりや時間術に関する本は読んでいて結構面白い。
記事の最後の方に私が持っている本を紹介しますので、興味のある方はどうぞ~

 

ビジネス書には良く、「お金と時間はどちらが大切か?」ということが書かれています。

『お金は失っても改めて稼ぐことはできるけど、失った時間はもう戻ることはない。』
『経営資源は人・モノ・金・情報・時間』
『お金持ちでも貧乏な人でも1日は24時間と平等である』
『雑務に追われてはいけない』
という人が多いです。

時間の浪費はもったいない面倒くさい仕事はやりたくない。
誰しも思うことではないでしょうか?

でも、薬剤師さん(50〜60台)ってとてもアナログな方がとっても多い
手書きでも何とも思わない。

良くも悪くもクソ真面目!もっと面倒くさがれ!と言いたくなってしまいます。

報告書とか、手書きで書いていて、文字を間違えたら全部書き直しですよ?って思ってしまう。
行政に提出する書類ですらWordやExcelが公開されている時代です。

手書きの書類をデジタル化して記録するような仕組みを作ればもっと時間が余るはず!と日々考えています。

もちろん最初に仕組みを作るのは時間がかかりますが、その仕組みを繰り返し使うことで結果的に時間の節約になる

減らした無駄な時間は患者さんの利便性向上のためにできる事はないか?思案したり、そういった情報収集につとめる訳です。

調剤薬局の薬剤師の仕事で一番大切なのは服薬指導だと思います。
その内容をどこまで分かりやすく高められるか?に時間を費やしたいのです。

私は字が汚いこともあって昔から手書きの書類が大嫌いでした。

Twitterにも書きましたが、年末調整の保険を書く作業とか絶望的に苦手
(字が汚い・小さく字を書くのが苦手・保険に沢山入っている等)。
Excelでデータ公開してくれよ!!って年に一度なのに思っています。

一生に一度くらいの書類(婚姻届とか?)なら手書きでもいいのですが、
定期的に記入する書類はできるだけパソコンで作りたい!

そのほうが、間違えたら訂正も簡単手書きより早く読む方も読みやすい等
メリットがたくさんあります。

まず薬局でデジタルにしたのは『薬局の管理記録
調剤室や冷蔵庫内の温度、向精神薬がキチンと管理されているか?そんなのを色々と記録してます。

勤務している薬局でも、当初は本社が福島県にあったので、県の薬剤師会から分けてもらった管理記録の用紙(A4サイズの冊子)に記録していたのですが、もちろん手書き……

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(有・無)みたいな項目が10個以上あって、それに丸をつけるタイプ。
基本的に変わらない部分は上から右・左・右・右・左とか覚えていて記入
(月曜は前の週のと同じように書いて、残りは月曜を丸写して記入(1行見間違えていて一週間、毎日薬の紛失ありとかになっていた事も……))

そして日付と室温、開局時間は手書き。
そんな薬局管理記録ですら面倒くさい!

 

話は逸れますが、経営者(創業者)は面倒くさい事が大嫌いな人が多いそう。
そもそも、創業者は死ぬほど忙しい
会社が小さい頃は資金も人材も豊富には無いので、社長としての意思決定という大切な仕事の他に
商品開発から営業、経理に人事まで一人でこなしたなんて人も沢山います。

だからこそ、本業に関係ない面倒な事は出来るだけ排除して効率化を進めるしかなかったという人が多い。
そこまでの忙しさは勤務薬剤師にはないと思いますが少しでもその精神を学ばねば……

さて、話は薬局管理記録に戻ります。
県の薬剤師会の項目をそのままにExcelにしたのがコチラ

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縦横は違いますがA4サイズで一週間分が収まります。

基本的に開局時間なんて一度入力してしまえば変わらないですし、シートをコピーしてしまえば次の週の分がすぐに作れる(日付は月曜のみ修正して残りはオートフィル)
メーカーや卸が来局したら、その都度、日付の下の部分に記録して、どれぐらいの頻度で訪問しているかチェック。 室温は手打ち。
これも、温度計がデータを定期的に(1時間に一度とか)吐き出すようなものにして、それをパソコンに取り込めばかなり楽になりそうなのですが、そこまでの技術も知識もないので、そのままです。
患者さんからの質問とかはキーボードで撃つほうが早いですし、添付文書の改定も、卸のホームページから項目をコピペしてそれを手直し。

温度に関しては、過去に記事、薬局の冷蔵庫を書きましたが、
冷蔵庫を開けて冷蔵庫内の温度を調べるのすら面倒なので、
室内外の温度が測れる温度計使ってます。

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私が座っている位置から一歩も動くことなく調剤室と冷蔵庫の温度が見ることができます。
朝、出勤したら温度をチェックしてパソコンに記録して私の1日がスタートします。
今朝も温度は問題なし!

1,000円もしないので、冷蔵庫の温度を毎日見るのが面倒な薬局長は本社とかに交渉をしてみるのもいいのでは?

必要は発明の母を一歩進めて、面倒くさいは業務改善の母です。
みんなもっと、面倒くさがればいいんです。

 

 

私が読んでいる仕組み作りや時間術の本(参考)

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ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。