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【薬剤師が味見してみた】ムコスタ点眼液UD2%ってどんな味？
眼科で時々処方される『ムコスタ点眼液UD2%』
患者さんから時々
「この薬使ったあと苦いのよね〜」というお話を耳にします。
うん・・・
うん・・・・・・・
と言うわけで、ムコスタUD点眼を手に入れて使ってみました。
ムコスタ点眼液UD2%の『UD』って何？
実際に使ってみる前に、ムコスタUD点眼の『UD』って何だろう？と思って調べてみました。
まぁ製品の形を見れば、１回使い切りのパッケージだから
その辺から命名しているんだろうな〜とは思いましたが
Unit Dose（ユニット ドーズ）の頭文字をとって「UD」という名前になっているそうです。
- 参天製薬は○○ミニ（ヒアレインミニやコソプトミニ、タプロスミニ）
- 千寿製薬は○○ミニムス（ティアバランスミニムスやオキシブプロカイン塩酸塩ミニムス）
など、メーカー毎に若干、名前の付け方が異なるようです。
ムコスタUDはUnit Doseですが、抗生剤にはDUと呼ばれるお薬もあります。
過去記事もよかったら読んでみてね〜
実際に使ってみた
実際に使ってみましたよ〜
しばらく放置しておくと、粒子が沈んでしまうので、振り混ぜて粒子が分散した状態で点眼する必要があるお薬です。
ムコスタ点眼の先の部分をくるっと回すと先の部分が取れます。
そして点眼してみると・・・
白い液が眼から垂れてホラー映画みたいになります！
（某ワークショップ直後なので、眼の充血がひどいですね〜）
周りの人もびっくりするようなムコスタ点眼ですが
白く濁った点眼なので、点眼をした瞬間に
目の前が火事で煙に包まれたように真っ白になります。
しばらくすると少しずつ霧が晴れるように視界がはっきりとしてくるのですが
特に初めて処方されて患者さんにはしっかりと説明しないと
びっくりしちゃいますね〜
視界が真っ白になったインパクトの方が大きく
気になる味は、点眼をした時はそれほど苦みは感じなかったのですが・・・
正直、分からん。
ただ、隣で一緒に点眼をしたＳ氏は苦みを感じたみたいで・・・
やくちちさんは体と張ることしかできないので
点眼ですが残ったムコスタ点眼液を直接口にポタポタと滴下してみました。
あぁ〜〜
確かに言われてみると苦い感じがありますね〜
しばらく味わっていると、徐々にしっかりとした苦みを感じてきます。
点眼した後、しばらく（１〜５分）目頭の部分を軽く抑えるように
とムコスタＵＤ点眼の使い方の紙にも記載があります。
目が覚めるほ強烈な苦みという訳ではないのですが
不快な苦みが継続する感じ、１日４回使うと気になる方は多い気がします。
ムコスタ点眼の成分である『レバミピド』自体が苦いそうで、内服薬（レバミピドOD錠等）の場合には
苦味を感じないようにコーティングを施してあるので苦味をあまり感じないようです。
インタビューフォームによると苦みの副作用が最多
インタビューフォームによるとムコスタUD点眼に多い副作用は苦みだそうで
安全性解析対象症例６７０例中、１０５例（15.7%）で「苦み」の報告があったそうです。
眼刺激感（2.5%）
眼そう痒（2.2%）
霧視（1.2%）
と比べると多くの方が感じているのが分かるかと思います。
『苦み』と『霧視』については初めて処方された時はもちろん
その後も定期的にフォローしていきたい項目ですね。
ムコスタUD点眼は点眼薬なので間違っても飲んではいけません！（大切なので２回言いました）
味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね～
