【薬剤師が味見してみた】コカールドライシロップ40%ってどんな味?




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【薬剤師が味見してみた】コカールドライシロップ40%ってどんな味?

今回の味見は三和化学研究所のコカールドライシロップ40%です。

やくちち
コカールドライシロップって知ってますか?
  • 成分はカロナールと同じアセトアミノフェンだよね〜
  • 確か錠剤もあるよね
  • ドライシロップは40%だっけ?
  • カロナールの後発品?

などと思いついた人も多いのではないでしょうか?
昔からある薬だけどカロナールに似ているような似ていないような名称だなぁと思って名称の由来を調べてみると……

名称の由来:熱と痛みの二つ(CO)を軽く(カール)する

(インタビューフォームより)

あ……っ、はい(汗)

昔からある薬によく見られるダジャレみたいなネーミング!個人的には大好きです。

山本化学のアセトアミノフェン問題でコカールD.Sの流通も心配です

コカールドライシロップ40%を採用した理由

うちの薬局がコカールドライシロップを採用したのは近所の小児科が突然処方を出し始めたからです。
患者さんにもそれなりのメリットがあると思って採用はしていますが・・・

やくちち
正直カロナール細粒の方が使われてるよね

アセトアミノフェンの散剤といえばカロナール細粒20%が処方されるケースが圧倒的に多いのではないでしょうか?

コカールドライシロップ40%だとカロナール細粒20%の倍の濃度なので、服用する粉の量を少なくできるのがメリットですね。
特に、錠剤を飲めない大き目のお子さんにカロナール細粒20%が出ると山盛りになりますね。
あとは、嚥下困難な患者さんに出されるケースとか・・・

カロナール細粒50%も販売されているけれど、2.5倍ってなんだか計算しづらいので
2倍の40%が個人的にはいいと思う。

アセトアミノフェンには色々な剤形がある

内服のアセトアミノフェンには色々な剤形があります。

原末

  • カロナール原末やアセトアミノフェン「ヨシダ」などの原末(薬価7.20~7.80)

    これが苦い!

シロップ

  • カロナールシロップ2%(薬価4.60)

    1本使い切ること無く廃棄になる・・・
  • アセトアミノフェン小児用シロップ2%「トーワ」(薬価4.60)

ドライシロップ20%

  • アセトアミノフェンDS小児用20%「タカタ」(薬価9.30)
  • アセトアミノフェンDS小児用20%「トーワ」(薬価9.30)
  • コカール小児用ドライシロップ20%(薬価9.30)
やくちち
コカールドライシロップ20%っていうのもあるから、『コカールDS=40%』と思い込んじゃいかん!

ドライシロップ40%

  • コカールドライシロップ40%(薬価11.40)

    今回、味見をしたのはコレ!

細粒20%

  • カロナール細粒20%(薬価8.20)

    定番中の定番
  • アセトアミノフェン細粒20%(TYK)(薬価8.20)
  • アセトアミノフェン細粒20%「JG」(薬価8.20)
  • アセトアミノフェン細粒20%「タツミ」(薬価8.20)
  • アセトアミノフェン細粒20%「トーワ」(薬価8.20)

細粒50%

  • カロナール細粒50%(薬価9.80)

錠剤200mg

  • カロナール錠200mg(薬価7.60)
  • コカール錠200mg(薬価7.60)
  • 成分名+(TYK)、「JG」、「NP」、「タカタ」、「テバ」、「トーワ」、「タツミ」(薬価7.60)

錠剤300mg

  • カロナール錠300mg(薬価8.50)
  • アセトアミノフェン錠300mg「JG」(薬価8.50)

錠剤500mg

  • カロナール錠500mg(薬価9.80)

内服に関しては圧倒的にカロナールが処方・採用されているイメージですね。

内服の他に、坐剤でカロナール坐剤、アルピニー坐剤、アンヒバ坐剤、アセトアミノフェン坐剤小児用などが
アセトアミノフェンの坐剤としてありますね。

味わってみた

添付文書の性状にあるように粉の色はだいだい色で、カロナール細粒20%よりも濃い色をしています。

味見

味はオレンジ風味で甘い

……で す が!

口の中で味わっていると原薬の苦味が出てきます。

オレンジの風味がついているのと粉の量が少ない分、カロナール細粒20%よりも飲みやすいのかな?
飲みやすく作られているけど「これ美味しいです!」といって勧めるにはちょっと気が引ける味でした。

やくちち
後味が不味い粉薬は味わう前に飲み込むのが吉!

補足しておくと、コカールドライシロップ40%(とコカール錠)は
原薬に由来する苦味を抑えることにより
服薬コンプライアンスを改善するように開発を企画されたものだそうです。

添加物

  • D-マンニトール
  • ポビドン
  • サッカリンナトリウム水和物
  • アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)
  • 黄色 5 号
  • 無水ケイ酸
  • 香料
  • 香料本体に乳糖水和物及びデキストリン

まぁこんなもんかな?という添加物です。

コカールドライシロップ 40%の販売包装

  • 100g(バラ)
  • 500g(バラ)
  • 0.25g×360 包
  • 0.25g×1,200 包
  • 0.5g×360 包
  • 0.5g×1,200 包

コカールドライシロップ40%の特徴・注意点

  1. アセトアミノフェンの解熱鎮痛作用は中枢性である 。
  2. 解熱作用は、平熱時にはほとんど作用しない 。
  3. 緩和な痛みに対して、アスピリンと同様な解熱鎮痛効果が期待できる 。
  4. コカールⓇドライシロップ 40%はアセトアミノフェン原末の苦味を抑えることにより、
    服薬コンプライアンスの向上が期待出来る。
  5. 重大な副作用として、ショック、アナフィラキシー、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal
    Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson 症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症、
    喘息発作の誘発、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、顆粒球減少症、間質性肺炎、間質性腎炎、
    急性腎不全があらわれることがある。

(インタビューフォームより)

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味見ページのまとめ

味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~

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ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。