スギ薬局って卸の配送1日1回しかないの!?!?
今日(12月9日)も中医協で薬価改定の話し合いがされています。
大手卸の所長さんと話す機会があったのですが、毎年改定はやっぱりきついです。
でも、現場では話し合いの内容を見守ることしかできないんですよね・・・とちょっと寂しそうに語っていました。
そんな毎年改定になると経営が厳しくなる医薬品卸との会話の中で興味深い話があったので紹介。
複数の卸さんから、スギ薬局が卸に1日1回の配送でOK。配送が少ない分、納入価格を安くするという契約
(取り決め?)をしているらしいという話を聞きました。
ほほぅ~面白いな。
在庫管理の参考にしたい!
1日1回の配送で欠品が起きないシステムがあるのなら、在庫管理で学ぶところは大きい!と思って
MSさんに様子を聞いてみました!
「上層部がそういう条件で決めたそうで、現場はバタバタですよ」とのこと。
基本的に急配をしてはいけないそうなので、現場の薬剤師さん大変だろうな~と同情。
そもそも、欠品出したり、患者さんに迷惑をかけるシステムは導入しちゃいかんですよ!
1日1回の配送で在庫管理をする方法を考えてみた
面白い事例ということで、1日1回の配送で在庫管理をする方法を考えてみた
まずは卸大手4社と1日1回配送の契約を行う。急配はなし!
その上で・・・
- メディセオ:朝1便
- スズケン:朝2便
- アルフレッサ:午後1便
- 東邦薬品:午後2便
のように卸ごとに便(時間)を分けてしまうのはどうでしょうか?
スギ薬局のように大手なら発注システムを卸と作るなり、自作で作れるだろうから
発注時間に応じて
- 8~11時:スズケン(朝2便)
- 11時~13時:アルフレッサ(午後1便)
- 13~15時:東邦薬品(午後2便)
- 15時~:メディセオ(翌日朝1便)
みたに時間で発注先を自動振り分けにすれば出来るのではないだろうか?
さらに曜日ごとに卸をローテーションするように設定をしておけば、偏りも防げると思う。
どうなんだろう???
ただし、問題点が2つ。
- 武田薬品の発注が事実上、メディセオとアルフレッサしかできない。
→メディセオとアルフレッサを午前と午後に配置するなど
ローテを上手に組んでタイムロスを極力減らす - 急配が利かない
→都会なら近所の薬局へGo!です。
実際のスギ薬局のシステムを知らないので勝手にコメントしているわけですが
今後、卸が経営の合理化を行って配送の頻度を減らした時に、中小の薬局も影響を受けることがあると思います。
その時に、このスギ薬局の事例を知っていると役に立つことがあるかもしれません。
実際はどんな感じで業務やっているんだろうなぁ~?ちょっと気になる。
他にも1日1回の配送でやっている薬局あるのかな???