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【薬剤師が味見してみた】カロナールシロップ2%ってどんな味?
鼻水は止まらなくても元気に味見をする薬剤師こと『やくちち』です。
コンニチワ!
今日はあゆみ製薬のカロナールシロップ2%の味見をしてみたいと思います。
カロナールの内服薬のラインナップ
内服のカロナールには4つの剤形(7製品)が販売されています。
- カロナール原末
- カロナール細粒20%・50%
- カロナールシロップ2%
- カロナール錠200mg・300mg・500mg
もう少し製剤写真がいい写真にならないかなぁ・・・
アセトアミノフェンの流通も改善しつつある
山本化学工業のアセトアミノフェン問題で流通が悪くなっていましたが
11月現在、少しずつ流通改善の目処が立ってきているようです。
供給についてのお知らせ「カロナール®関連製品」(2017年10月)
『小児の解熱といえばカロナール(アセトアミノフェン)』と言われるくらい、安全性が高いお薬です。
実際にカロナールのインタビューフォームにも以下のように特徴が記載されています。
アセトアミノフェンは急激な体温降下が少なく、緩やかな解熱効果が期待できる。
また、非ステロイド 性消炎鎮痛剤に比べて副作用が少なく、安全性が高いものと考えられている。
今回の件では『まさか!?』と思った薬剤師さんも多かったのではないでしょうか?
実際に味見したみた
ん〜〜〜『香りは柑橘系』で美味しそうな香りです。
味はカロナール細粒と似た感じの『オレンジ風味』ですね。
シロップという剤形なので、口の中に含むと甘みも感じます。
ただし、飲み込まずに味わっているとアセトアミノフェン特有の
ゆる〜い苦味が口の中に広がって残ります。
個人的には細粒と比べるとシロップの方が甘みのおかげで
苦味がいくらかマスキングされていて飲みやすいかな?と感じました。
しかし、お薬を飲んだ後にはお水などを飲む方が後味はスッキリするかな?と思います。
アセトアミノフェン製剤の味見記事
味見をしてみるとシロップの方が飲みやすい気がするのですが
カロナールシロップは濃度が2%なんですよね。
アセトアミノフェンを200mg投与したい場合はシロップだと10mL
細粒20%であれば1gだし、細粒50%なら0.4g、コカールD.S40%なら0.5g
そう思うと、 体重が大きくなると、『カロナール細粒50%やコカールD.Sとかの方が飲む量が少なくいいのかな?』とも思いますね。
味に加えて『飲む量』というのも服薬しやすさに関係しそうです。
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~