薬剤師は生涯勉強!糖尿病治療ガイド 2016ー2017をお薦めする3つの理由




当ブログで味見に使用している医薬品はメーカーからの製剤見本や自身に処方された又は購入した医薬品を使用しています。

また、医薬品を適正に使用するために医師・薬剤師の指示は必ず守ってください

以上の注意を守らずに使用して、健康に被害が発生した場合は、当ブログは一切責任を負えません。その際、治療が必要となった場合でも使用者の責任となりますので、使用方法には十分にご注意ください。

 

薬剤師は生涯勉強!糖尿病治療ガイド 2016ー2017をお薦めする3つの理由

皆さん勉強していますか?

声を大にして「勉強しています!」って言える薬剤師さんはどれだけいるのでしょう?

勉強とは直接関係のない話になりますが
「インスリンの投与の単位が変更」になっているにも関わらず
薬歴には「体調お変わりなしって一文だけの薬歴を見たことがあります
インスリンの単位変更があったら色々と話が聞けますよね?
その話を聞く上でのベースとなるのが知識だと私は思います。

患者さんに質問されたときに適切に答えられる
これって薬剤師に限ったことではないですが、非常に大切なことですよね?
薬剤師なので薬に関する知識は勿論必須ですが、その周りにある病態、診断基準、非薬物療法など
しっかりと勉強していますか?

薬剤師の時給が高いのも「薬剤師免許」を持っているだけでなくその知識を使うことを評価されての時給だと私は思っています。
免許を取った時がゴールなのではなく、常に新しい情報にアップデートしてその情報を使って患者さんに必要な服薬指導を行う
だからこそしっかりと勉強してほしいし、勉強したくないのであれば今後はそれなりの評価をされるのではないでしょうか?

そんなお勉強にお勧めの1冊を今日は紹介します。

糖尿病治療ガイド 2016ー2017を買ってみた

今回、糖尿病治療ガイド 2016ー2017という書籍を買ってみました。

こんな人に読んでほしい

本自体はかなり薄めの本ですが、読んでみると意外と勉強になるのです。

  • 糖尿病の患者さんは来局してるけど、多くても1日数名〜10数名くらいで
    糖尿病の処方が変更になると服薬指導で変な質問をされないかドキドキしちゃう人
  • 現場の薬剤師としてブランクがあって最新の薬(SGLT2?DPP4?って何?)や糖尿病についての知識に不安のある人
  • 成分名は国家試験を受けたばかりで熟知してるけど、商品名が頭に入ってない新人さん

逆に糖尿病専門医の門前で毎日たくさんの糖尿病の処方箋を受けており、薬や病態の知識は勿論
診断のフローチャートとかを完璧に書けるレベルの人以外」は読んでもいいんじゃないかな?って思います。

勿論、やくちちも読んだほうがいい人に入っています。
今回購入したのは私の背中をいつも押してくれる「けいしゅけのブログ薬局 情報館」の
勉強好き薬剤師のけいしゅけさんが読んでいてお薦めしてくれたからです。
改めて感謝です!

目次

目次の大見出しだけ紹介しておきます

  1. 糖尿病、疾患の考え方
  2. 診断
  3. 治療
  4. 食事療法
  5. 運動療法
  6. 薬物療法
  7. 低血糖およびシックデイ
  8. 糖尿病合併症とその対策
  9. ライフステージごとの糖尿病
  10. 専門医に依頼すべきポイント
  11. 付録

幅広く糖尿病とその周辺に関する知識が書かれています。

「糖尿病治療ガイド 2016ー2017」 がお薦めの理由は3つ!

1.糖尿病に関する概念から診断基準、治療法などを網羅している

目次でもわかる通りに糖尿病に関する知識が広く網羅されています。
そういえば大学で「OGTT」とか習ったけど何だったっけ?とか
今の糖尿病の診断基準ってどうなってるの?糖尿病の合併症は?というように一通り解説されてます。
患者さんからの質問にも答える手助けになりそうです。

一通りベースの知識をこの本で身につけてから
さらに深い内容の書籍にステップアップするのが良いと思います。

2.本が薄くて軽い

疾患から治療まで網羅している専門書って大きくて重くて見ただけで尻込みをしてしまうような本が多いですよね?
勉強は大切ってわかるんだけど、数百ページもある本を見ると手元にあるだけでもうお腹一杯
最初の1ページを開くのもおっくうになって積読状態。

偉そうに言っているけどやくちちはこのタイプです。評判の高い本を買って満足!

この「糖尿病治療ガイド 2016ー2017」は見た目も薄め(118ページ:厚さ8mm)
少し空いた時間にちょっと読んでみようかな?ってやる気が出やすい。

3.値段が安い

専門書って高くてもし買っても読まなかったら勿体無いし……」と思いませんか?
今回、Amazonで購入しましたが864円でした。コスパはかなり高いです。
900円も知識のために投資できない薬剤師はお帰りください
仮に買って読まなかったら職場に寄付しても喜ばれそうな1冊です。

とにかく手軽に糖尿病を勉強をスタートするのに適した1冊です。

本が大きくて持ち運びづらいのが唯一の残念な点

唯一の欠点は本が大きくて通勤のカバンに入れるのが大変なことが多い(はず)
良い点にも書いたとおり薄いのですが、その分大き目なんです(B5サイズ)
やくちちのカバンはA4サイズも入るメッセンジャーバッグなので入るのですが
小さめのカバンを使っている方だと入らないかも?
通勤中に読もうと思っている人は要注意です。
職場や自宅で読む分には大きさ気にならないですからね~

Amazonで購入できますのでよかったら↓のリンクから見てみてね~

今日紹介した日本糖尿病学会の書籍

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ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。