モーラスパップXR240mgの発売は2017年2月7日(火)です
そんなお知らせを持参して久光のMRさんが登場
『現時点では久光単独での発売と本社は言っているけれど、
発売後数か月したら祐徳との併売になるだろう』とMRさんは予想していました。
(2017年5月時点ではまだ発売の情報はなし)
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薬価はモーラスパップXR120mgの約1.5倍
モーラスパップXR120mgの薬価が40.20円
モーラスパップXR240mgの薬価が61.50円
大きさは2倍で、薬価は約1.5倍です
モーラスパップXR120mg1日1回 腰に2枚貼付をXR240mg1枚にした方が若干安くなるのと、
1回に2枚貼る人は35日分(70枚)しか出せなかったけど、240mgを使うことで
単純に70日分まで処方は可能になります。
でも大きい湿布ってどこまで需要があるのだろう???
半分に切って使えば安く使えるけど、正直手間ですよね~
モーラスパップXR120mgは思ったよりも売れてない
うちの薬局の処方頻度で言えば
モーラステープ>>>>>パップ≒パップXR
これぐらいの差があります。
メーカーさんの営業努力を考えるとパップXRは結構悲惨な感じだと思う。
頑張ってPRしているのに思ったほど処方が増えていない印象です。
先日、腰が痛くて製剤見本にもらったモーラスパップXR120mgを貼りました。
下着で固定されている部分は剥がれないけど
腰の上部(背中の下の方)は洋服と擦れてなのか、剥がれてパップが洋服にくっつきました。
やはり、粘着力で言えばテープ剤に敵わないのかな?という印象。
(このあたりは後日XR240mgを腰に貼った記事も書いてありますので一番最後まで読んでみてね)
粘着力はテープ>>XR>>通常のパップなイメージ
良く言えばいいとこ取りだけど、逆に見れば中途半端。
良い部分をまだまだアピールできていないような気がします。
『今更モーラスか……』っていう医師も多いようです。
やっぱり新しくて効き目のいい薬を使いたい!っていうDrは多いでしょう。
12月から長期処方が可能になったロコアテープは内服との併用や1日の上限が決まっているから使いにくいようで、
久光なり祐徳が新成分で湿布を出せば売れると思う。
まぁ、簡単に新薬が作れれば言うことないんですがね〜
湿布が大きければ勿論、箱も大きい!
70枚入りの箱で265mm×221mm×87mm
モーラスパップ60mgの箱の縦横にXR120mgの厚さです。
預かるの場所取るから嫌だな~というのが本音
実際に箱が届きました。
既に発売されているモーラスパップXR120mgと比べると湿布自体は倍のサイズなのですが
箱は倍までにはなっていないですね。
まぁそれでも大きいけどね!
祐徳・久光の両メーカーに1番言いたいとこ
併売にするのはいいんだが、袋のデザインを統一してほしい!
お互いに差別化と言っているようですが、デザインが異なることで困るのは患者さんや薬局です。
「湿布の袋の色が違う!」って何度言われたことでしょう(うちは祐徳のモーラスを採用)
祐徳のモーラステープ20mg・L40mg
久光のモーラステープ20mg・L40mg
あまりにデザインが違いすぎませんか???
デザインがほとんど同じならば、うちの薬局でも久光のモーラステープで
調剤することだってできるんです。
本当に勿体無い。
久光も祐徳もMRさんの数はそれほど多くないはず。
だからこそ、それぞれの会社がうまく分担なり協力して処方元を訪問し
処方を増やしてもらうことで相乗的に売上が伸びると思うのは考えが甘いのですかね?
薬局にとって先発しかない湿布は実は美味しい。
湿布は先発を選ぶ患者さんが多いから後発率を引き下げる要因になっています。先発しかない湿布なら後発率には影響を与えないので後発率の面では有り難い存在だと思う。
先発しかない品目だと思っていたのですが、頂いたコメントによるとモーラスパップXR120mg・240mgはどちらもモーラステープの剤形追加という扱いのために
「後発品のある先発品」になるらしい。しかも、後発品ないのに・・・
解せぬ!
薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(平成29年2月1日適用)
実際にモーラスパップXR240mgを使ってみた様子も記事にしてみました