気になった適応追加・販売中止・添付文書改定等(1月10日)




当ブログで味見に使用している医薬品はメーカーからの製剤見本や自身に処方された又は購入した医薬品を使用しています。

また、医薬品を適正に使用するために医師・薬剤師の指示は必ず守ってください

以上の注意を守らずに使用して、健康に被害が発生した場合は、当ブログは一切責任を負えません。その際、治療が必要となった場合でも使用者の責任となりますので、使用方法には十分にご注意ください。

 

連休明けということで、バタバタしている薬剤師ときどき父です。

頑張って添付文書の改定など調べてみました。

マイスリ・ゾルピデムの添付文書改定(自主改定)

(アステラス製薬ウェブサイトより)

【改訂概要】(自主改訂)
「その他の副作用」の項に「振戦」、「食欲亢進」及び「筋痙攣」を追記。

(マイスリー添付文書より)

エコリシン点眼液 経過措置のお知らせ

エコリシン点眼液 経過措置のお知らせ(参天製薬)

経過措置期間終了日:2017年3月31日

最終出荷は2月28日予定だそうですが、在庫がなくなり次第出荷終了になるので要注意です。

武田テバファーマ シプロフロキサシン点滴静注液 200mg・300mg「DK」自主回収(クラス2)

シプロフロキサシン点滴静注液 200mg・300mg「DK」自主回収

今般、大興製薬株式会社が製造販売元であり、弊社が発売元である『シプロフロキサシン点滴静注
液 200mg「DK」』および『シプロフロキサシン点滴静注液 300mg「DK」』の原薬製造業者において、
造販売承認書に記載されている製造方法中の一部の工程が変更されていたことが判明いたしまし
た。
そのため、当該原薬を使用して製造された製品につきましては製造販売承認書からの逸脱と判

断し、
該当ロットの製品を自主回収することといたしました。

最終製品につきましては、大興製薬株式会社にて承認規格に適合していることを確認しております
ので、品質・有効性・安全性に問題はありません。
また、本件に関して、健康被害が発生する可能性
は極めて低く、これまでに健康被害の報告はありません。
なお、本剤は、製造販売元である大興製薬株式会社との契約が終了することから、
本自主回収をも
って弊社での取扱いを中止させていただくことになります。
お手数をおかけいたしますが代替品への
切り替えをお願い申し上げます。
この度は、患者様および医療関係者の皆様に、多大なご心配とご迷惑をお掛けしますことをお詫び
申し上げます。誠に恐縮ではございますが、お手元に当該ロットの製品がございましたら、ご購入元
へご返却いただきたく宜しくお願い申し上げます。

武田テバのお家芸のような自主回収ですね・・・

武田の名前がついても自主回収が続いているようです。

 

武田薬品によるARIAD社の買収について

武田薬品によるARIAD社の買収について(武田薬品ウェブサイト)

オンコロジー(がん)領域に強くなるように・・・ということで買収したようです。
買収金額は54億ドル(約6200億円)

ってか、武田って抗がん剤のイメージが全然なくて・・・。

  • アドセトリス点滴静注用50mg
  • ベクティビックス点滴静注100mg・400mg
  • ベルケイド (ヤンセンファーマと共同プロモーション品)

こんなもん???

武田薬品はがん、消化器、中枢神経の3つを重点分野に位置づけているそうで
今回はがんの領域への投資となります。

国内2位のアステラス製薬との差が近くなってきているような気がするのは私だけでしょうか?

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ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。