乳児用液体ミルク国内で(日経新聞 2016年10月17日)
~厚労省、導入へ基準検討~
国内で製造されていない「乳児用液体ミルク」について製品の規格基準の検討を始めたそうです。
日本では、厚労省の省令で「生乳、牛乳などを主要原料とし、これに乳幼児に必要な栄養素を加え粉末状にしたもの」と粉ミルクの規定があるだけで、液体ミルクに関する規定がないので、規格基準を作成することになったそうです。
液体ミルクが導入された場合のメリットは
- スーパーで販売され手軽に購入できる(欧米では一般的)
- 容器に乳首型の吸い口を装着し封を開ければすぐに飲ませることができる、
→育児の負担軽減が期待できる - 常温保存が可能でお湯が不要(災害時に強い)
2016年4月の熊本地震でフィンランドからの支援物資として配布されて
母親らの注目を集め導入を求める声が高まっているそうです。
地震などの災害時にミルクが用意できないっていうのは必ずと言っていいほど耳にする話です。
普段母乳で育てていても、お母さんが水分や栄養を十分に摂れなかったり、強いストレスで母乳が出ないケースもあります。
また、水が不足しているので哺乳瓶を洗ったり消毒したりしなくて使い捨てでいいのは災害時に心強いです。
既に海外で十分に流通しているのならメリット・デメリットもそれぞれ沢山あると思います。
その上で十分に議論して必要な法整備を行ってもらいたいです。
海外では、日常がメインのようですが、日本では日常に加えて災害時用という使い方でも需要がありそうです。
あとは味がどうか気になります。
海外のパッケージってどうしても美味しそうに見えないんですよね・・・
洗濯用の洗剤にしか見えないです。
むしろ、日本で導入して色々と改善を行い、改めて海外で販売とかになったら売れそうな気がします。