少し古いですが、10月25日の朝の厚労相の会見概要です。
オプジーボに対する記者との質疑があったのでその部分を抜粋。
(記者)
オプジーボについておうかがいします。緊急的に薬価の引下げを検討されていると思います。基本のルールで最大25パーセントというところで、厚労省内で検討されていると思いますが、一部諮問会議などでも50パーセントまで引き下げるべきだと、新たなルールを検討されているかは分かりませんが、そのような提案もあります。そういう提案に対して、厚労省としていつまでにどのような対応で臨むのか、今のお考えをお願いいたします。
(大臣)
何となくオプジーボが悪者になっていますけれども、むしろ抗がん剤としては非常に有効な薬であるという、言ってみればイノベーションの結果として良い薬が出てきたということは、皆様方にも改めて御認識いただいた方が良いのではないかと思います。その上で、国民負担との兼ね合いをどう考えるのか、これは大事な問題でありますから、今、それを中医協(中央社会保険医療協議会)で議論していただいているということであります。2年に1度の薬価改定ということになっていますが、今、該当する年には当たっていません。しかし、国民負担の軽減という問題については指摘もあり、我々も認識しているという中にあって、緊急的に薬価を引き下げるとともに、より効果的な使用を徹底する、つまり、どういう場所でどういう条件の際に使うべきかということについても、より明確な規格があった方が良いのではないのかということで現在、中医協で議論していただいています。薬価制度そのものについても、平成30年度に向けて、国内外の議論を踏まえつつ、イノベーションを大事にしながら、同時に国民負担についても最大の配慮をすることが基本だろうと思います。25パーセントというお話がありましたが、それはあくまでもルールであって、そのルールに照らした上で、そのルールというのは今あるルール全体でありますが、何ができるのかということを鋭意検討していただいていると私は思っています。
(記者)
25パーセントがマックスで前提ということなのか、それ以上もあり得るのかということもおうかがいします。
(大臣)
25パーセントというのは今のルールでありますが、それはルール全体ではありませんから、ルール全体をよく見て考えていくということではないでしょうか。
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