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【2017年12月発売予定】日医工の注目ジェネリックはこれだ!
薬剤師ときどき父を見ていただきありがとうございます。
皆さんのお役に立てるか分からないですが、よろしくお願いします。
今日も2017年12月に発売が予定されているジェネリック医薬品を紹介していきます。
今回チェックするのは日医工のジェネリックになります。
日医工といえばジェネリック医薬品の売上高で1位のメーカーです。
「TVのCMで見かける沢井製薬とか東和薬品の方が上位じゃないの?」って思いますよね。
ジェネリックメーカーを売上高で見ると以下の順になるそうです。
(日本業界地図2017より)
- 日医工
- 沢井製薬
- 東和薬品
- Meiji Seika ファルマ
- 陽進堂
- 日本ケミファ
卸のMSさんの話によると、「日医工はどちらかというと大手チェーンで一括採用になることが多く
売上が伸びている」っていう印象だそうで、薬価差率(値引き)もジェネリックの中では大きいそうです。
沢井製薬と東和薬品の12月発売予定品目は既にブログで紹介したとおり。
さぁ、ジェネリック御三家のトリを飾る日医工の12月発売品目をみていきましょう。
12月に発売予定の品目は7品目
- ロスバスタチン錠2.5mg・5mg(先発品:クレストール錠)
- ロスバスタチンOD錠2.5mg・5mg(先発品:クレストールOD錠)
- イルベサルタン錠50mg・100mg・200mg(先発品:イルベタン錠・アバプロ錠)
- オルメサルタンOD錠10mg・20mg・40mg(先発品:オルメテックOD錠)
- オルメサルタン錠5mg・10mg・20mg・40mg(先発品:オルメテック錠)
- ファムシクロビル錠250mg(先発品:ファムビル錠)
- オランザピンOD錠2.5mg(先発品:ジプレキサザイディス)
(オランザピンOD錠は2017年6月に他社にて発売済み)
一通りある品揃え
ジェネリック御三家と呼ばれるだけあって主要品目は網羅していますね。
大手の医薬品卸であれば必ず在庫は置いてあるでしょうし安定供給に関しては心配無いと思います。
また、価格面でも日医工は競合品に関しては結構値引きをしてくれるイメージがあり
在庫金額を減らしたいと思う薬局は発売時に卸さんに見積もりをお願いするのが良いのではないでしょうか?
納入価格と安定供給のバランスは良いと思います。
攻めている感じはない
日医工の品目・包装に関して感じたことは
「攻めている感じがしない」ってことですね。
後日紹介予定の「とあるメーカー」ほどではないですが
140錠包装の販売が少なかったり、オルメサルタンOD錠に5mgの規格がなかったり
若干、採用する上で「あともう一歩頑張ってほしいな」って感じることがあります。
もちろん、中堅メーカーならば規格が揃ってなかったり、包装が乏しかったりというのは
許容できるのですが、大手となるともう少し調剤する側の視点にも立って欲しいなと思いました。
特に、日医工は「パッケージ調剤」というものを販売しているだけに、そこは残念でした。
※パッケージ調剤:(28錠単位で包装されているお薬で、開封せずにそのまま患者様に調剤できるタイプの包装)
ロスバスタチン錠・OD錠、イルベサルタン錠、オルメサルタン錠・OD錠あたりは
全包装パッケージ調剤があったりしたら素敵なのになぁ~~
「流石王者の日医工!」って評価するのに~
12月発売予定品目の中で個人的にお気に入りは東和薬品&高田製薬のロスバスタチン10mgですね。
ジェネリックの方が利便性が高いってのは素晴らしいと思います。
日医工もこんな感じで「おっ!?」って言わせる薬を発売してほしいところです。
メーカー資料
こんな感じでした。
そんなわけでまとめてみましょう↓
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まとめ
2017年12月に日医工が発売するのは7品目です。
ロスバスタチン・オルメサルタン・イルベサルタンといった大型品は一通り発売するものの
「おっ!?」っと言うような品目・剤形・規格の発売はなさそうです。
ただ、売上高1位ということで、安定供給は問題ないでしょうし
薬価差益も期待できるのでは?と考えています。
比較的バランスは良いものの、もうちょっと頑張れ!っていいたくなりました。
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