【2018年12月収載】ラマトロバン錠はひっそりと市場に登場する???




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【2018年12月収載】ラマトロバン錠はひっそりと市場に登場する???

もうすぐ12月になりますね〜〜
2018年12月に収載予定の品目といえば

トアラセット配合錠』や『ミルタザピン錠』『ビマトプロスト点眼液』あたりがよく話題に出ていますが
ラマトロバン錠も収載が予定されているって知っていますか?

やくちち
どういうわけか1社しか収載予定にないので、実際に収載・発売されるかは不明です。

ラマトロバン錠って知っていますか?

先ほどから何度か名前を出している『ラマトロバン錠
先発品は販売:日本新薬株式会社、製造販売元:バイエル薬品株式会社の
バイナス錠(50mg・75mg)です。

バイナス HP
ふぁるめど
2019 年 1 月よりバイエル薬品株式会社へ販売移管されるみたいですね〜

アレルギー性鼻炎治療剤「バイナス®錠 50mg/75mg」の
日本新薬株式会社からバイエル薬品株式会社への販売移管について

昔はそれなりに処方されていたけれど、ロイコトリエン拮抗薬が鼻炎などに使えるようになってからは
決まった人にしか処方されないイメージの強いバイナス錠です。

どこのメーカーが発売するのか???

市場としては決して大きくない(と勝手に思っている)と思われるバイナス錠
その後発品をどこが発売予定なのかというと・・・

・・・寿!!!

そう、寿製薬がラマトロバン錠50mg「KO」・ ラマトロバン錠75mg「KO」の収載を予定しています。

寿製薬って個人的には面白い会社だな〜と思っています。

  • トラセミド錠4mg・8mg「KO」(先発品:ルプラック錠)→トーアエイヨー(屋号:「TE」)と2社のみ
  • フェノフィブラートカプセル 67mg・100mg「KTB」(先発品:リピディル・トライコア)→武田テバの一件で注目を集めた
  • フレカイニド酢酸塩錠50mg・100mg「KO」(先発品:タンボコール錠)→ファイザーと2社のみ
  • ロルノキシカム錠2mg・4mg「KO」(先発品:ロルカム錠)→今回のラマトロバン錠と同様に近日収載予定

クロピドグレル、モンテルカスト、ドネペジルといった他社が多く参入している品目も販売していますが
他社が販売していない(競合の少ない)品目のジェネリックを販売しているのが個人的にはお気に入りです。

いや、本当にこういう個性的なメーカーって大好きなんですよね〜

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PTPシートとかはどんな感じ???

収載・発売予定はまだわかりませんが、寿製薬ウェブサイトにPTPシートの画像が公開されていたので先発品と比較してみましょう。

50mgは紫をイメージしたシートデザインになっていますね。

Large baynas t50 naiso

↑先発品:バイナス錠50mg

↓後発品:ラマトロバン錠50mg

RAM50 PTP

一方の75mgは銀のシートに青のデザインとなっています。

Large baynas t75 naiso

↑先発品:バイナス錠75mg

↓後発品:ラマトロバン錠75mg

RAM75 PTP

先発品と雰囲気は似せつつ、識別もしっかりとできると思います。
(ザイロリック錠にシートが似ているので注意ですね!)

販売包装は、50mgはPTP100錠のみ、75mgはPTP100錠と500錠の2つの包装となっているようです。
14錠シートの販売予定がないのが残念!!!

やくちち
春の花粉シーズンにバイナス錠で調剤して後発率が下がらないように注意したいですね〜〜

なかなか、投げやりな記事でしたが、今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。