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【薬剤師が味見してみた】片頭痛の薬は高いから後発品があると助かるよね。ゾルミトリプタンOD錠「トーワ」の味見してみた。
今回の味見は片頭痛治療薬(5-HT1B/1D受容体作動薬)のゾルミトリプタンOD錠2.5mg「トーワ」の味見をしてみます。
先発品のゾーミッグってどんな薬?
先発品はアストラゼネカ株式会社のゾーミッグ錠2.5mg(普通錠)・ゾーミッグRM錠2.5mg(口腔内速溶錠)です。
名称の由来(インタビューフォームより)
Zo- : zolmitriptan
-mig: migraine(片頭痛)
RM : Rapimelt®(rapidly melt in mouth)
一般名:ゾルミトリプタン
ゾルミトリプタン(ゾーミッグ)はセロトニン受容体のサブタイブである
5-HT1B受容体および 5-HT1D受容体に選択的に作用することで片頭痛の症状を抑えるとされています。
(いわゆるトリプタン系薬剤:5-HT1B/1D受容体作動薬)
ゾーミッグ(ゾルミトリプタン)の後発品は2015年より7メーカーから販売されています。
後発品は全てOD錠で普通錠は先発品のみとなっています。
販売されているゾルミトリプタン製剤
- ゾーミッグ錠2.5mg(先発品)
- ゾーミッグRM錠2.5mg(先発品)
以下後発品 - ゾルミトリプタンOD錠2.5mg「JG」
- ゾルミトリプタンOD錠2.5mg「ファイザー」
- ゾルミトリプタンOD錠2.5mg「アメル」
- ゾルミトリプタンOD錠2.5mg「タカタ」
- ゾルミトリプタンOD錠2.5mg「トーワ」(今回味見した)
- ゾルミトリプタンOD錠2.5mg「日新」
- ゾルミトリプタンOD錠2.5mg「日医工」
※薬価は先発品が784.9円、後発品はJGとファイザーが406.5円(対先発薬価:51.7%)
アメル~日医工は358.0円(対先発薬価:45.6%)と後発品でも2つの薬価帯があるので要注意。
シートは先発品のゾーミッグ錠はアルミPTP、RM錠はアルミPTP(捲ってから服用するタイプ)なのに対して
後発品は全て透明ポケットのPTPシートになっており中身が見えます。
販売包装は、先発品のゾーミッグ錠は20錠、ゾーミッグRM錠は12錠・120錠
後発品はほとんどのメーカーが12錠包装ですが、高田製薬が20錠、東和薬品が12錠と60錠
日新製薬が10錠包装を販売しています。
今回も登場、東和のRACTAB技術
東和薬品のOD錠とえばRACTAB(ラクタブ)技術ですね。
- 速崩壊性
- 耐湿性
の2つの性質を持たせたOD錠。
今回のゾルミトリプタンOD「トーワ」もこのRACTAB技術を採用しています。
小さい錠剤ですが口の中に入れてから溶けきるまで約10秒とかなり素早く溶ける印象を受けました。
実際に味わってみた
インタビューフォームによると、先発品のゾーミッグRM錠は「苦みのないオレンジフレーバー」だそうで
メーカー曰く「パイナップルヨーグルト味」だそうですが、パイナップル風味も言うほど強くなく
ヨーグルト風味に至っては、「そうなのかな・・・?」ってレベルに控えめです。
同じパイナップルの風味である、アレロックOD錠の方がパイナップルをより主張していると感じました。
気になる評価は・・・
不味くはないけれど、味が全体的に控えめな感じがするので今回はあえて「中間」の評価としました。
ただし、風邪の影響で味覚がおかしい可能性もあるので、体調がおちついてから改めて味見したいと思っています。
東和薬品は専用の携帯ケースも作っている
現物は見たことないのですが、ゾルミトリプタンOD「トーワ」の携帯用のケースを
東和薬品は作っているそうです。
使っている薬局さんで知らなかったら東和薬品の担当さんに連絡してみてはいかがでしょうか?
これ・・・ゾルミトリプタンだけじゃなくて、先日発売になったリザトリプタンOD錠も
PTPサイズが同じくらいなので持ち運べるんじゃないかな???
こういうところは東和薬品が大好きなポイントです
頑張れ東和薬品!
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~