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エカード配合剤のジェネリックが発売になりました。
エカード配合錠のジェネリックが2016年9月5日に発売になりました。
カデチア配合剤(LD/HDの2規格あり)です。
薬価は先発品の半分
先発の薬価は128.3円、カデチア配合剤は半額の64.2円です。
今回は発売するのはあすか製薬と武田テバファーマの2社のみです。
この2社、先発品のエカード配合錠を発売している武田薬品工業と関係があるというか
あすか製薬の筆頭株主(7%保有)が武田薬品です
武田テバファーマは武田薬品の合弁会社です。
2017年の9月時点でも他の会社のジェネリック医薬品は発売になっていないので
恐らく特許の関係か何かで関連2社のみ先行発売だと思われます。
通常、市場規模があるジェネリックが発売になると20社ぐらいから発売になる
通常、市場規模のある製品にジェネリックが出るときは20社くらい同時発売になるとこが多いのです。
あすか製薬はオーソライズドジェネリック(AG)ですが
テバは普通のジェネリックだそうです。
関連のある会社でジェネリックを出すことは、モンテルカストもそうですが、今後の主流になりそうです。
武田薬品の凄いところ
武田薬品工業の凄いところはエカード配合錠の特許が切れることを見越して
新しい血圧の薬であるアジルバ錠、アジルバ錠とアムロジピンの配合剤のザクラス配合剤を発売し
数年かけて処方元を廻ってそちらに切り替えていっています。
切り替えにより既にエカード配合剤の処方自体が減っており、市場が小さくなっているところに、
さらに関連会社が他のメーカーに先駆けてジェネリックを出すという二段階の戦略があるのです。
流石日本のトップメーカー武田薬品工業だと感じる一日でした。
それでも、世界で見るとさらに大きい製薬メーカーが沢山あります。
これまたすごいなぁと思ってしまいます。これからも、経営統合がありそうです。