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【6月16日発売】アムバロ配合OD錠「トーワ」が発売したって知っていますか?
製剤見本をもらったので味見してみました。
今回の味見は6月16日に薬価収載&発売されたアムバロ配合OD錠「トーワ」の味見をしてみます。
今回アムバロなんて発売してたっけ?って思ったそこの貴方!実は発売していたんです。
東和薬品の担当者さんから色々と頂いた製剤見本の中に紛れ込んでいたあったので無駄にせず味見です。
アムバロ配合OD錠の先発品はエックスフォージ配合OD錠
先発品はノバルティスファーマのエックスフォージ配合OD錠ですね。
配合されている成分は
- バルサルタン80mg(先発品はディオバン錠)
- アムロジピン5mg(先発品はアムロジン錠・ノルバスク錠)
の2種類で先発品の薬価が105.5円に対しアムバロ配合OD錠は43.7円(対先発薬価41.4%)です。
正直なところ、ディオバンの事件(ディオバン 事件などで検索すると沢山出てきます)でディオバンから他のARBに切り替わったケースが多く
新規でバルサルタンシリーズが処方されるのを殆ど見かけないと思います。
・・・ってか、「東和薬品ってアムバロ錠を出してなかったっけ???」って思った人は素晴らしい!
既に東和薬品はアムバロ配合錠の普通錠を販売しているんです。
(もちろん東和薬品以外も既に後発品は発売済み)
この上なく今更感のあるOD錠ですね。
ちなみに、既にOD錠を発売しているメーカーは3社あり
- アムバロ配合OD錠「ファイザー」
- アムバロ配合OD錠「日医工」
- アムバロ配合OD錠「TCK」
が発売済みです(後発品の薬価は全て43.7円で同じです)
ココがアムバロ配合OD錠「トーワ」の新しいところ!
他社にはない点をあげるとしたら東和はOD錠なのにバラ包装がある!
アムバロ配合OD錠「トーワ」の販売包装は以下の3種類
- 100錠(PTP)
- 140錠(PTP)
- 300錠(バラ)
既に販売している先発品&後発3社は全てPTPシートのみの販売です。
東和のRACTAB技術を使うことで硬度を高めたOD錠になっているようです。
この点に関しては「東和すげぇな・・・」って感じました。
全自動分包機を採用している薬局さんでアムバロが沢山出ていてバラ錠を作るメーカーがあれば選びたかった!ってところがあれば東和薬品一択です。
ココがアムバロ配合OD錠「トーワ」の残念なところ!その1
何よりも錠剤が大きいことです。
先発品の錠剤は直径10.0mmの厚さ5.5mm
既に発売している後発品メーカーはどこも直径9.0~9.1mmで厚さ4.5mmと先発品よりも一回り小さい製剤です。
今回発売の東和薬品は直径12.0mmの厚さ5.6mmと先発よりも一回り以上大きいのです。
これはハッキリ言って残念なポイントですね。
ココがアムバロ配合OD錠「トーワ」の残念なところ!その2
先発品と比べて錠剤が大きいことは残念なところ1で説明したとおりですが
錠剤が大きいので溶けるまでに時間がかかります。
先日味見をしたミグリトールOD錠「サワイ」が35秒で長いなぁ~と感じたのに
アムバロ配合OD錠「トーワ」は45秒・・・
途中で飲み込めばいいって話なんですが、それなら普通錠を極力小型化したほうが需要はありそうな気がしました。
味見してみた
残念ポイントが目につくアムバロ配合OD錠「トーワ」の味見をしてみます。
ほほ~~~
今回も東和薬品お得意のペパーミント味です。
口に入れた瞬間の印象は甘みは少なく、苦味が1割、ペパーミントが9割という印象で
OD錠を溶かしつつ味わっていると、苦味が3割、ペパーミントが7割と苦味の印象が強くなります。
(インタビューフォームより)
添加物を見ても甘味料はアスパルテームのみですね。
(マンニトールって甘味料じゃないみたい・・・)
やっぱりペパーミントではなく捻った味にしてほしかった!
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~