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【薬剤師が味見してみた】ベラチンドライシロップ小児用って
どんな味なの?
今回の味見は田辺製薬販売のベラチンドライシロップ小児用1%です。
![味見](http://yakuzaishi.xn--tckwe/wp-content/uploads/2017/02/FCFG100112800_TP_V.jpg)
ベラチンドライシロップ小児用1%ってどんな薬?
今回はベラチンドライシロップの味見をするのですが「ベラチン」って聞くと
どういう訳かロートエキス散のような茶色い粉みたいなイメージが浮かぶやくちちです。
![](http://yakuzaishi.xn--tckwe/wp-content/uploads/2017/06/1081-300x300.jpg)
ベラチンはホクナリンの併売
一般名はツロブテロール塩酸塩で
「ベラチン」という名称の由来を調べてみたものの、インタビューフォームには「特になし」となっています。
![](http://yakuzaishi.xn--tckwe/wp-content/uploads/2017/06/440db02478059fa357928760c9f0d8a3-1024x705.jpg)
製剤写真を見ての通り、粉は真っ白の粉で、先日味見をしたホクナリンの併売品(どちらも先発)で
交感神経β受容体刺激作用を有する気管支拡張剤ということは皆さんもご存知の通りです。
正直なところ、ベラチンD.SのパッケージはホクナリンD.Sと比べて少し古臭い・・・
ベラチンは錠剤と小児用ドライシロップの2製剤
ホクナリンは錠剤・ドライシロップの他にテープ剤がありますが
このベラチンは錠剤(1mg錠)と小児用ドライシロップの2種類のみの販売です。
![](http://yakuzaishi.xn--tckwe/wp-content/uploads/2017/06/0a503d8686c0457592d977538f6e11e2.jpg)
ツロブテロール製剤といえば、ほとんどがホクナリンテープでの処方で
内服が処方されるとしてもホクナリンD.Sの方が頻度は高く、
ベラチンD.Sはほとんど処方されないのではないでしょうか?
![](/wp-content/uploads/img/yakutiti4.jpg)
ベラチンドライシロップ1%ってどんな薬?その2
注意すべき副作用
ツロブテロールの注意すべき副作用に”手指の震え”がありますが
インタビューフォームの安全性試験の部分にも
61 例中 7 例(11.5%)に手指振戦,うち 1 例に心悸亢進を併発したが
いずれも減量もしくは投与中止を要するものではなかった
と記載があります。
小児用のドライシロップとはいえ味見をする時に少しだけ緊張しました。
ツロブテロールと言えば、日経DIの山本雄一郎先生のコラムにもホクナリンに関する記事もありましたね。
販売包装
ベラチンD.Sは3包装
- 0.5g×1000包(メディセオ東京南ALCの分割取り扱いあり)
- 100g(バラ)
- 500g(バラ)
箱で購入したら最後、期限切れまでに使い切れる気がしません・・・
ベラチン錠は2包装
- PTP100錠
- PTP1000錠
う~~~ん、うちでは内服のβ刺激薬の気管支拡張と言えば
メプチンとかスピロペントくらいしか錠剤は処方されないなぁ~
実際に味わってみた
ホクナリンD.S同様に風味はなく味は非常に甘い!
単シロップのように甘い感じですね~
![](http://yakuzaishi.xn--tckwe/wp-content/uploads/2017/06/SAYA072160333_TP_V.png)
美味しいですね♪
原薬の味も分からないくらい後味も甘い感じが残るので
小さいお子さんでも飲みやすいと思います。
・・・ただ、処方頻度は非常に低いですが( ̄▽ ̄;)
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~