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【薬剤師が味見して見た】エバスチンOD錠「ファイザー」はここが優れている!
久しぶりに味見するのはファイザーのエバスチン OD錠10mg「ファイザー」です。
先日、子供の耳鼻科受診のついでに先生に診てもらったら、エバスチン錠が処方になったので
自宅近くの薬局で上記の薬を調剤してもらいました(OD錠の後発品が在庫にあったようで、もちろん大歓迎!)
先発品は皆さんご存知のエバステルOD錠(MeijiSeikaファルマと大日本住友製薬の併売)。
シートの雰囲気は先発品に非常に近くデザインされています。
先発品の薬価が91.70円に対してファイザーの後発品は41.60円(−50.01)です。(2017年8月時点)
そこそこ薬価差もあるので花粉症の時期だけでもジェネリック医薬品に変更する方も多いのではないでしょうか?
ここが素晴らしい、エバスチンOD錠「ファイザー」
味見の前に素晴らしいな〜と思った点があったので紹介します。
今回、調剤してもらったエバスチン錠なんですが、シートの耳の部分(上の部分)に
ちょっと見辛いですが有効期限とロットが刻印されているんです。
きちんと温度・湿度を管理した場合での有効期限ですがシートを見てその場でわかるのは何かと助かりますね。
ファイザーの製品ってこの薬に限らずPTPシートの耳の部分に有効期限が入っているのが多い(全部入っている?)と思います。
実際に味見してみた
錠剤はいたって普通の錠剤で、刻印も通常の刻印です。
口の中に入れると徐々に錠剤が溶けていきますが、思いの外「ネットリした感じ※」で溶けていきます。
完全に溶けきるまで約28秒
※OD錠って体験的ですが大きく分けると、
一気に錠剤が崩れて口の中に細かい粒子が広がるタイプと
錠剤の表面から少しずつ溶けていくタイプ(ネットリした感じがする)
の2種類に分けられると思います。
風味はなく、味は甘いので服用しやすいですが、ちょっと時間がかかるなぁ〜とい感想。
以前、先発品のエバステルOD錠を服用したことがありますが
後発品同様に先発品も風味なしで甘くて美味しかった記憶があります(10年以上前)
ただ、速崩性の観点から言うと東和薬品のRACTAB技術の方が優れているかな?
味は苦味など一切なく問題ないけれど、技術的にはもうひと頑張りして欲しいところですね。
PTPシートの有効期限に加えて他社との差別化をアピールできるポイントがあるとなお良いと思います。
味見のまとめ記事は以下のページからどうぞ~
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~