今朝、12月7日の日経新聞に薬価改定についての記事がありましたので紹介します。
気になる見出しは
「2年ごとから毎年改定へ」
「オプジーボ呼び水」
凄く嫌な予感です!
昨日のブログ(薬価全品毎年見直しに?)でも簡単に書きましたが、政府が薬価の抜本改革に乗り出したという記事、二日連続で日経新聞に載っていますね。
原則2年に1度の改正を毎年実施に改める案が急浮上ということで
旗振り役を務めているのが菅義偉官房長官だそうです。
経済財政諮問会議の場でも「(オプジーボの値下げを受け)熱いうちに(改革の)方向性を決めるべきだ」と求めているそうです。
今回は何といっても短期決戦。政府としては1か月程度で決着させることを狙っているそうです。
オプジーボの緊急値下げが前例となってしまいましたね。
(菅義偉氏ウェブサイトより)
薬価の改定が増えれば増えるほど薬価は下がりますね。
諮問会議の民間議員がまとめた資料によると、毎年改定に切り替われば、
医療費は約1900億円減ると試算されているそうです。
年金支給の抑制などは高齢者に負担を強いるために、反発を招きやすい(支持率が下がる)政策ですが
薬価の改正は患者さんの負担が減るということで、
国にとっては、国民(世論)の支持も得られるし、医療費も削減できるという、
一石二鳥な手段なのです。
そりゃ、政府としたら是非とも毎年実施にしたいですよね。
今日、会議が改めて行われる様で、その結果に注目です。
医療費は削減しやすいとなると、次は毎年の診療報酬改定が待っていそうな気がするのは私だけでしょうか?
毎年診療報酬改定になったら、育児で現場を数年離れたら全く違う制度になってそうですね。