Contents
【2019年6月発売】デュオトラバ配合点眼液の後発品はもうチェックした?
2019年6月に発売になったデュオトラバ配合点眼液のジェネリック医薬品
トラチモ配合点眼液「ニットー」を今回は紹介したいと思います。
眼科の門前薬局以外ではそれほど処方は多くないかもしれませんが
どの薬局も1人ぐらい使っている患者さんがいらっしゃるのではないでしょうか?
MRさんの数が少ないからなのか?近所に眼科もあってそれなりに処方箋枚数があるにも関わらず
発売当日までMRさんが来局せず、発売をTwitterで知ったというお薬になります。
発売当日までMRさんが来局せず、発売をTwitterで知ったというお薬になります。
↓発売当日のTweet
スポンサードリンク
トラチモ配合点眼ってまだ発売じゃないのかな?
— 薬剤師ときどき父(やくちち)@充電中 (@yakutiti) 2019年6月14日
シロドシンやブロナンセリンはMRさんやMSさんも積極的にアピールしていたのですが
点眼だからなのか?1社しか発売しないからなのか?
トラチモ点眼はPRが不足していたような気がします。
気になる薬価は???
緑内障の点眼薬と言えばやっぱり薬価が高いというイメージですよね?
気になる薬価は先発品の半分となっています(2019年6月時点)
デュオトラバ:1149.1円/mL(2872.7円/本)
トラチモ「ニットー」:574.6円/mL(1436.5円/本)
1本(2.5mL)あたり約1436円の差になるので
1本処方で1割なら144円、2割なら287円、3割だと431円くらい負担額が変わってきます。
両眼に1日1回使うとして2.5mLで約25日使えるので年間15本ぐらい処方される計算ですね。
3割負担の患者さんだと結構大きい!
いつものことながら患者さんの自己負担金が減る以上に
薬局の在庫金額が圧縮できるので、在庫管理を担当している人には喜ばしい後発品だと思います。
デュオトラバってどれぐらい売れているんだろう???
実際、デュオトラバ配合点眼液ってどれぐらい処方されているんだろう???
ということで、平成28年度の第3回NDBオープンデータで調べてみました。
そのデータによると院外処方で3224330.4mL、院内処方で752464.2mLとなっています。
薬価改正前の薬価が1210.5円/mLなので計算すると、院外で39億円、院内で9億円
薬価改正前の薬価が1210.5円/mLなので計算すると、院外で39億円、院内で9億円
合計48億円ぐらい使用されていたようです。
現在はもう少し薬価が引き下げられていますが、それでも年間に40億円ぐらいは使われているのかな?と考えられます。
半分でも後発品に置き換わったら医療費削減になりますね!
販売包装や箱は?
販売包装は先発品・後発品共に2.5mL5本の包装になります。
箱のサイズは、わずかながら先発品の方が小さく平たい箱です。
個人的には他の点眼のように縦長の箱の方がいいなぁ〜と思います。
遮光の小袋は先発品の袋の方が文字が大きくて、記載している場合には読みやすいかな?と思います。
ただ、先発品の袋は両面に文字が書いてあるので、点眼を入れる向きによっては袋の外側から
チェックしづらいかな?と感じました。
注意点
MRさんから教えて頂いたのですが
後発品の『ニットー』の方がやや容器が軟らかいそうです。
先発品と同じ力で押すとポタポタっと2〜3滴出てしまう可能性があるかもしれませんね。
実際には比較していないので何とも言えませんが
デュオトラバから変更した患者さんには容器の硬さの話はするようにしています。
スポンサードリンク
まとめ
2019年6月にデュオトラバ配合点眼液の後発品が発売になりました(日東メディック1社のみ)
薬価は先発品の半分です。
箱は先発品と同じような感じで2.5mL5本入りの包装のみの販売。
点眼容器が先発品よりも柔らかい可能性があるので
先発品からの切り替えのケースではフォローしておくと良いと思います。
スポンサードリンク
最後まで読んでいただきありがとうございました