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ロキソニンに内服液があるって知ってた?
(面白いジェネリックの紹介)
今日は少し面白いジェネリック医薬品の紹介です。
ジェネリック御三家の日医工が販売する薬に
ロキソプロフェンナトリウム内容液60mg「日医工」というものがあります。
(旧名称:オロロックス内容液60mg)
見た目はムコスタUD点眼みたいですよね
1包中に10mL含まれており、1包=ロキソプロフェン60mgに相当します。
薬価は2.3円/mLなので、23円/包と先発品のロキソニン錠60mg(薬価:15.90円)よりも高くなっています。
(後発品のロキソプロフェンNa錠の薬価は5.6円〜9.6円です)
包装は10mL×126包のみで1箱薬価は2890円とやや高めになっています。
実際に使っている薬局はどれぐらいあるのだろう?
日医工は水剤の分包品が多い
日医工はロキソプロフェン内服液以外にも、いくつかの『水剤の分包品』を販売しています。
- アンブロキソール塩酸塩内用液0.3%「日医工」
(先発品:ムコソルバン内用液0.75%)
- ジキリオンシロップ0.02%
(先発品:ザジテンシロップ0.02%)
- スクラルファート内用液10%「日医工」
(先発品:アルサルミン内用液10%)
- マグテクト配合内服液分包
ザジテンシロップの後発品のジキリオンシロップは
やくちちも過去に味見しています。
やくちちも過去に味見しています。
用法・用量が決まっている製品(水剤)に関しては分包品だと調剤が楽になりますよね!
まだ後発品はないけれど、ザイザルシロップに後発品が発売される際には
日医工が分包品を発売してくれると信じています。
まだ後発品はないけれど、ザイザルシロップに後発品が発売される際には
日医工が分包品を発売してくれると信じています。
ロキソプロフェンナトリウム内服液60mg「日医工」のポイント
インタビューフォームによると以下のような特徴(ポイント)があるそうです。
- 液剤なので,高齢者や術後患者等の嚥下困難な患者に服用しやすい。
- 最小 1 回服用量を分包化した『分包液剤』であるため,計量の煩わしさがなく
1 回量が 正確に服用できる。 - 異物・雑菌混入のリスクを回避でき,衛生的である。※注意点としては酸性のものと混合すると、白濁しやすいので気を付けましょう。
(インタビューフォーム:IV.製剤に関する項目:6.他剤との配合変化(物理化学的変化)より)
薬価が高いという面はあるけれど、これも他の後発品との差別化という点では面白い製剤ではないでしょうか?
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ぐっじょぶ!日医工!