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今日は田辺製薬販売のアレギサールドライシロップ0.5%の味見です。
メディエーター遊離抑制薬ということで、他の薬で効かなかった人に追加で処方されるケースぐらいですかね?
点眼は花粉症の時期に1~2本処方、オフシーズンはほぼ不動品。
今回、味見をしたドライシロップの処方頻度も勤務する薬局ではほぼ0です。
あまり味見をする人がいそうになかったので今回味見してみました。
元々、田辺三菱製薬が製造販売していたと思うのですが
気がついたら完全子会社の田辺製薬販売が製造販売になっていました。
田辺三菱製薬のウェブサイトの販売品目からは削除されているので製剤写真などを探すのがちょっと面倒です。
(子会社へ販売移管したものでも、元々販売していた会社のウェブサイトにリンクだけ載せてもらえると助かります・・・)
販売されている剤形は以下の3つ
- アレギサールドライシロップ0.5%(5mg/g)
- アレギサール錠5mg・10mg
- アレギサール点眼液0.1%(参天製薬)
併売品としてアルフレッサファーマのペミラストン(アレギサールと同じ3剤形のラインナップ)があります。
後発品は錠剤4社
- ペミロラストK錠5mg・10mg「TCK」(辰巳化学)
- ペミロラストK錠5mg・10mg「マイラン」(マイラン)
- アルジキサール錠5mg・10mg(武田テバファーマ)
- モナソサール錠5mg・10mg(東和薬品)
ドライシロップは2社
- ペミロラストKドライシロップ0.5%「TCK」
- ペミロラストKドライシロップ0.5%「マイラン」
うん・・・処方頻度が低いのか後発品メーカーも殆ど参入していません。
注目はパッケージ!
こんなパッケージの粉薬って見たことありますか?
基本的に1日2回で服用するお薬なので、包装に「あさ」「よる」と大きく印字されています。
これはまるで一包化、あえて印字しなくてもいいような気がします・・・
きちんと包装に「どちらも同じ薬が入っています」と書いてあるものの
「よるって書いてあるのを間違えて朝に飲ませちゃったんですが大丈夫ですか?」って
焦って問い合わせがありそう・・・。
実際に味わってみた
粉の色は白色〜微黄白色(添付文書より)
メーカーの製剤写真の写りがちょっと残念です。
風味は無く、甘いドライシロップ。口の中で溶かすと
甘みの後ろで少~~~しだけ苦味というか雑味を感じますが
それでも非常に飲みやすいと思います。
粉の粒子は比較的大きめで口の中に入れた時の感覚ではオノンドライシロップみたいな口触りでした。
地味に面倒な適応による用法用量の違い
アレギサールの適応は以下の2つ
- 気管支喘息
- アレルギー性鼻炎
面倒なのはその用法用量
成人の気管支喘息であれば通常1回10mgの1日2回朝食後及び夕食後(又は就寝前)
一方、アレルギー性鼻炎だと通常1回5mgの1日2回朝食後及び夕食後(又は就寝前)
と、喘息と鼻炎では用量がちょうど倍なんです(適宜増減あり)
これは小児のドライシロップでも同じ(ドライシロップの用法は朝食後及び就寝前のみ)
やっぱり、全ての適応に同じ用量で使えるお薬のほうが楽だなぁ~と思ってしまう、ダメちちでした。
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~