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【薬剤師が味見してみた】モンテルカストチュアブル錠5mg「EE」は6月発売後発品の中でナンバー1!!
6月に発売になったモンテルカストチュアブルのジェネリック医薬品
皆さんの薬局ではどのメーカーの品目を採用しましたか?
やくちちの勤務する薬局では厳正なる味見の結果、「チュアブル錠」と「細粒」は沢井製薬で統一しました。
そんなモンテルカストチュアブルの製剤見本を発売後に持ってきたメーカーがあったので今回は味見をしてみたいと思いますのでよろしくお願いします。
製剤見本の見た目は豪華!
持ってきた製剤見本をみてまずびっくり・・・
エルメッドエーザイの製剤見本は「箱入り」なんです!
通常の製剤見本はPTPシートをアルミの包装に入れて印字やラベルを貼ったり、ビニールに入れたりするメーカーが多い中
箱入りですよ(外用剤は箱入りの製剤見本を見かけることが多いですが、内服では本当に少ないと思います)
箱の中には添付文書と無地のアルミ袋が入っており、その中には他の製剤見本と同様にPTPシートが入っています。
(製剤見本は他社同様2錠です)
とにかく錠剤が小さい!
製剤見本の画像を見て分かるかもしれないのですが、エルメッドエーザイの製品は錠剤が小さいんです。
添付文書によると直径7.1mm・厚さ3.2mmとなっており
先発品のシングレアチュアブル(直径9.5mm・厚さ4.4mm)と比べると二回りぐらい小さく感じます。
調べてみると、2017年6月に発売になったメーカーのモンテルカストチュアブル錠の中で
一番直径が小さいのがこのEEの製剤になります(小林化工の「KN」も「EE」と全く同じ7.1mm×3.2mmです)
※一番厚みが薄いのは三和化学の2.9mmです。
「錠剤が小さい」ことだけでも覚えてもらえればこの記事の8割ぐらい理解したことになります。
錠剤が大きいと錠剤が苦手なお子さんは見ただけで「こんな大きい錠剤飲めない!」って感じちゃうので
そういうお子さんにはエルメッドエーザイのモンテルカストチュアブルは向いているのかもしれません。
実際に味わってみた
風味は無く甘い味でした(武田テバのような謎の温かみのある甘さです)
口の中で舐めるようにして溶かした結果、完全に溶けきるまで23秒でした。
「錠剤が小さいわりに思ったよりも時間がかかるな~」という印象です。
とは言え、味に関しては「美味しい」の評価ですね~
個人的な好みなのですが、「温かみのある甘味」は好きなんです。
後でメーカーウェブサイトを見たところ、モンテルカストチュアブル錠「EE」の特徴があったので紹介
①と③に関してはやくちちが感じたことがそのままに近い形がアピールポイントだったようです。
②の崩壊しやすいは「う~~ん」って感じ
東和のRACTAB技術の方が「おお~」ってなることが多いです。
④の製品名の刻印はレーザー印字の他社と比べると識別性は低いと思います。
正直なところ、「ボチボチ」って感じですね
ここが残念!エルメッドエーザイ
ここからはエルメッドエーザイの残念なポイントにも触れていきたいと思います。
①包装が残念
モンテルカストチュアブル錠「EE」の販売包装はPTP100錠のみ・・・
使用量の少ない薬局としてはPTP28錠の包装を用意してもらいたかったな・・・と思います。
味が素晴らしいと評判の高田製薬ですら100錠と140錠包装のみの販売だったから採用を見送ったのに
正直、これじゃ売れないよね・・・。
②細粒が無い
調べてみるとモンテルカスト細粒4mg「EE」ってのは販売してないようなんですよね~(2017年8月時点)
今回のモンテルカストに関してはチュアブル錠と細粒のメーカーを統一したいという思いがあったので
チュアブルのみの販売は残念です(後日追加にはなると思いますが・・・)
③製剤見本が遅すぎ
一番残念だったのは、発売後に製剤見本をもらったことです。
モンテルカストは味が一番のポイントということで
早いメーカーは5月の頭から製剤見本をもらって味見をしてきました。
発売日にきちんと納品してもらえるように、少なくとも発売の1週間以上前には製剤見本をもらっておきたかったな~というのが本音です。
まぁMRさんの数もあるのですべての薬局を回るのは大変だと思いますが「もうちょっと頑張れ~!」と言いたいです。
こんな感じで今回の味見は終了です。
錠剤の小ささは本当に素晴らしく、味もまずまず及第点。その他の点は今一つかな~という感想です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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味見ページのまとめ
味見のまとめページを作ってみたのでよかったら見てね~