減量食に適したお米があるらしい(日経新聞記事紹介)




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減量食に適したお米があるらしい(日経新聞記事紹介)

日経新聞11月21日

減量食に適したコメ販売という記事があったので紹介します。

 

宮城県の食品メーカーや外食企業などが出資する、合同会社「未来フードデザインという会社が
アミロースを多く含み、食後の血糖値が上がりにくいお米のネット販売を開始したそうです。

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(メーカーウェブサイトより)

お米の名前は「さち未来」、アミロースが多いのが特徴

お米の名前は「さち未来」で古川農業試験場が1990年台に「まなむすめ(チヨニシキを母に、ひとめぼれを父)」と「Engkatek(インディカ米)」を掛け合わせて作成した品種だそうでアミロースが多いのが特徴
(日経の記事ではひとめぼれとインディカ米を掛け合わせたとなっています)

ただし、粘り気が少なく乾いた食感になる欠点もあるそうです。

農研機構によるとでんぷん中のアミロース含量はこんな感じ↓らしい。

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お米のシェア1位のコシヒカリのアミロース含量は17~23%

 

古川農業試験場によると、さち未来(精白米)のアミロース含有率は27.5%だそうです
めっちゃ高い!

未来フードでは、乾いた食感の改善のためにトレハロースなどを添加して、一般的な米に近い食感にしたそうです。

アミロースが多いと体内での分解に時間がかかり食後の血糖値が急激に上がるのを防ぐことができますね。

アミロースとかトレハロースって聞くと大学の講義みたいでとっても懐かしい。

値段はちょっと高い

値段は1食60gを25食分セットして5400円と結構高め。(送料はプラス560円)

我が家もさち未来ではないですが宮城県・古川のひとめぼれ食べています。

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患者さんにも需要がありそうなこのお米。
是非、農業関係の方にはこういった攻めの農業をやっていただきたいですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

薬局に勤める平凡な薬剤師です。 大学を卒業してから14年間、町の調剤薬局で日々患者さんと触れ合ってきました。 コミュニケーションがうまく取れず怒られることも多かったですが、 最近では「感じがいいからこっちに来た」という有り難いお言葉を頂くまでに成長。 日々、地域の方の健康のお助けをしています。 そして4歳と2歳の父でもあります。