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リピディル・トライコアのジェネリックは明日(1月26日)発売だよ?もう注文した?
2018年1月26日に『フェノフィブラート錠「武田テバ」』が発売になります。
先発品は以下の2つ
- リピディル錠53.3mg・80mg(製造販売:あすか製薬・販売:武田薬品)
- トライコア錠53.3mg・80mg(製造販売:マイランEPD・販売:帝人ファーマ)
2017年12月に収載されたものの、安定供給をするため(?)
発売は年明けまでずれ込む形となりました。
(メーカーウェブサイトでは動画も公開しています)
発売は武田テバファーマ1社のみ
技術的な理由から(?)、フェノフィブラート錠を発売するのは
武田テバファーマ1社になります。
規格は先発品と同じ53.3mgと80mgの2つ。
販売包装は
PTP包装:100錠、500錠
バラ包装:500錠
となっており、ウィークリー包装は販売しないようです。
薬価は?
気になる薬価は以下の通り
リピディル錠53.3mg | 28.4 |
トライコア錠53.3mg | 28.4 |
フェノフィブラート錠53.3mg「武田テバ」 | 16.7 |
リピディル錠80mg | 37 |
トライコア錠80mg | 36.9 |
フェノフィブラート錠80mg「武田テバ」 | 21.8 |
先発品の約6割(58%)の薬価になっています。
ジェネリックに変更したい理由
何と言っても『後発率』をあげたい薬局が多いと思います。
中医協でも4月からの調剤報酬に関する話し合いが続いていますが
現状の65%ー75%という基準が緩和されることはあり得ません。
という薬局も多いのではないでしょうか?
そんな中、後発率を1%でもあげられる品目は変更したいところ
加えて、リピディル・トライコアの併売をフェノフィブラートに1本化できれば
在庫スペースや在庫金額を圧縮することが可能です。
早めに発注しておいた方がいい理由
武田テバファーマが販売するということで
大手の卸で言えば、スズケンと東邦薬品は取り扱いが無い可能性があります。
最近は武田テバファーマは欠品の話を聞きませんが1社しか販売していないため
後発率を高めたいという薬局から多くの注文が殺到すると一時的に流通が悪くなる可能性があります。
すでに、やくちちの薬局ではメディセオに事前の注文を入れており
在庫の確保をしてもらっていますが、採用を考えている薬局は発売前に
卸MSさんに伝えておく方がスムーズかもしれません。
予定通りに欠品
欠品の心配をしていた3月末に予定通り欠品のお知らせが・・・
予想を上回る注文が・・・とのことですが
調剤薬局で勤務している人は「またか・・・」って思ったのではないでしょうか?
流通の改善は2018年6月を予定しているようで
それまでは先発品で調剤するか寿製薬の製品
フェノフィブラートカプセル67mg「KTB」(53.3mgに相当)
フェノフィブラートカプセル100mg「KTB」(80mgに相当)
を採用するしかないですね〜
寿製薬のQ&Aにも変更可能の旨が記載されています。
結局、出荷調整解除は2018年8月27日という情報がtwitterで投稿されました。
半年近く、流通が悪かったというのは非常にメーカーのイメージが悪化しましたね。
どうなる武田テバ?