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日常診療に活かす診療ガイドラインUP-TO-DATE 2018-2019を使って基礎体力をつけてみない?
調剤薬局は楽しい
調剤薬局には色々な患者さんが来局されます。
内科で血圧の薬が処方された人が来たと思ったら、次の患者さんは整形外科で骨粗鬆症の薬
その次は皮膚科でステロイドの外用剤・・・
今、やくちちが勤務している薬局では門前にクリニックがありますが
面の処方も多く、都内ということもあって、大学病院の処方箋も多く目にします。
薬についての知識も大切ですが、疾患についてある程度の知識も必要であると日々感じます。
そんな中送られてきた1冊の書籍
治療薬UP-TO-DATE 2018でお世話になった「メディカルレビュー社」さんから1冊の書籍が送られてきました。
(色々と忙しくて記事にするのが送れてしまいました)
有り難いことに今回も無償で提供していただきました。
特に記事に書くために無償提供というわけではなく、「日常の業務にお役立てください」というお話でした。
ですが実際に手にとってみると、「ココがいいな~、凄いな~」と感じた点があったので今回は紹介したいと思います。
治療薬UP-TO-DATE 2018について記事も書いています
イメージは『医薬品集の疾患に関するページ』
治療薬UP-TO-DATE 2018や今日の治療薬、治療薬マニュアルなどの医薬品集には
疾患について解説しているページがあると思います。
「総論」とか「診断」とか・・・
あの、解説の部分を最新のガイドラインを元にもう少し内容を強化し
多くの疾患についてまとめたのがこの1冊です。
17領域 176疾患について記載されており、診療ガイドライン収載数225は国内最多だそうです。
ガイドラインが全てだとは思いませんが、日常の業務に必要な基礎知識・基礎体力を身につけるには
十分な1冊ではないでしょうか?
例えば川崎病・・・
大学病院の循環器科や小児科でアスピリンの原末が1歳とかのお子さんに処方
「川崎病かな?」と考える薬剤師さんが多いのではないでしょうか?
診療ガイドラインでも「川崎病」について7ページにわたってしっかりとページが割かれており
定義や診断、治療方針、具体的な処方を読むことで
アスピリンが処方されている理由やアスピリン以外の治療法が記載されています。
診療ガイドラインを学ぶきっかけにしてほしい
診療ガイドライン1冊あれば全ての疾患について完璧という訳ではないと思います。
ただ、日常でよく見かける疾患については幅広く記載されており
門前や近隣のDrの専門とする科や疾患については、診療ガイドラインで大枠を学んで
そこから疾患や領域別の専門書などへと学び進めていくというのも良いんじゃないかな?と思います。
そんな学ぶきっかけを与えてくれる1冊だと思います。
骨粗鬆症の薬が出たら、その日の空いた時間に「骨粗鬆症」の項目を読んでみるとかね?
今回、紹介した「日常診療に活かす診療ガイドラインUP-TO-DATE 2018-2019」はAmazonで購入できます。
評価しているしている人は少ないですが、★5つが2名と購入した方は評価されているようです。
ただ、1冊9000円と決して安くないので、大きな書店などに行った際には
医学書コーナーで日常診療に活かす診療ガイドラインを手にとって内容を見てください。
ほほ~~と感じる部分があると思います。
やくちちと同い年のようです。
こういう部分も親近感が湧く出版社さんです♪
それだけ多様な薬・病気について知るキッカケをもらったと考えています。