「癌細胞」と「癌幹細胞」の違いが分からなくてGoogle先生で検索してしまいました。うん、そんなの大学の時に学んだ気がする・・・って感じでした。
「癌幹細胞に効く薬が発売されるかもしれない」そんな記事が日経新聞に載っていました。
大日本住友製薬が日米で来年度発売予定だそうです(ナパブカシン)
癌幹細胞:
腫瘍組織中に存在し、正常の幹細胞と同じように自己複製能を有した細胞群。
癌幹細胞の起源として、正常な組織性幹細胞に遺伝子変異が蓄積することで癌幹細胞化するモデルと、
幹細胞から変異を継承した前駆細胞に、不死化させるような変異が生じることで癌幹細胞化するモデルが提唱されている。
また、癌幹細胞は癌細胞の供給源として働き、腫瘍の進展に非常に重要である。
現在、世界中で癌幹細胞の同定及びその機能解析が進められており、
癌幹細胞様の集団において発現が上昇している膜分子が数多く報告されている。
一言でいうと、癌幹細胞は癌細胞の元となる細胞ってことらしいです。
癌の再発や転移に関係しているようなのです。
通常の薬や放射線治療は通常の癌細胞に作用するが、癌幹細胞にはほとんど攻撃しないそうで、
今、話題のオプジーボも癌幹細胞に一部効果があるとされているが製造に細胞の培養を要するのでコストが高いそうなんです。
オプジーボの薬価は100mg1V:729849円 20mg1V:150200円です。
一方、今回、大日本住友製薬が日本とアメリカで発売しようとしている「ナパブカシン」は通常の化学合成で製造できるためにコストも安い。
安くて良く効くとなれば売れそうな予感です。
さらに、他の抗がん剤との併用でも効果が認められているようで、期待してしまいます。
まずは胃癌についての承認を取るようで、その後は大腸がん・肺癌と癌死亡数TOP3へと適応を広げていくようです。
既に、9月27日、大日本住友製薬の株価は前日比+5%と大きく上昇しています。