皮膚科の処方は難しい・・・?
皮膚科の先生って先生ごとに『癖』とか『色々なこだわり』があって
独特の処方を出すような気がします。
処方箋を受けて『これ合っているのかな?』と思うことも、ちょいちょいあります。
今回はそんな不思議な処方を少しだけ紹介します。
ケース1
アズノールうがい液 45mL
1回5mL 1日3回 うがい
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物として、1回4〜6mg(1回押し切り分、又は5〜7滴)を
適量(約100mL)の水又は微温湯に溶解し、1日数回含嗽する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
患者さんに話を聞いてみると『口腔内の違和感』みたいなので受診したようなのですが
先生からは『うがい薬を出すからうがいしてね〜お薬を使い切ったらまた見せに来てね』と言われたそうです
アズノールを1回1本使うことってあるのかな?
やくちちの勉強不足で疑義したら『そんなのも知らないの?口腔内の乾燥では常識ですよ!』って
言われるかもしれないなぁ〜と思って電話したら・・・
よろしいでしょうか???
普通の使い方でお願いします。
通常通りの量を、水で薄めてうがいするのでOKでした。
ケース2
リンデロンVGローション 5mL
1日2回 頭・耳に塗布
リンデロンVGローションは5mLの包装なんてなくて『1本10mL』だなぁ〜と添付文書でチェック
塗る範囲の問題であえて少ない5mLにしているのかな?とか色々と処方意図を考えてみました。
疑義紹介するやくちち・・・
軟膏と勘違いしたのか、普通に10mL1本でOKでした。
どちらも、調剤できないことはないけれど『う〜〜ん、これでいいのか?』と思う処方でした。
どんなに優秀なお医者さんでも、うっかり間違える(?)こともあるのです。
今回は非常にわかりやすいケースですが
薬剤師さんは処方箋に不明な点があると問い合わせて処方変更をしていることもありますよ〜
というアピールをしてみました。
明日は日薬学術大会に行ってきます!
そんなわけで今日は軽くだけ日記を書いておきました。
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