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3万円で出来る!?学術大会のポスター発表(のネタ)
日薬学術大会のポスター発表、全てを見ることは時間の関係でできませんでしたが
大会プログラムなどでどんな発表があるかは一通り目を通したやくちちです。
『学術大会での発表』となると、すご〜く難しい話しか無いのか?と思いきや
意外と『身近な話題・日頃の疑問』に関する発表もありました。
そこで『こんなことをしたら学術大会で発表できるんじゃないかな?』という提案を今日は行ってみたいと思います。
ホクナリンテープって先発品と後発品でどっちがいいの?
ずばり『ホクナリンテープって先発品と後発品でどっちがいいの?』です。
まぁ、先日うちのブログで書いたホクナリンテープ(先発品)と後発品(2社)の張り付き具合を比べる記事
思いの外、色々な方から反応があったので、更に極めれば発表レベルになるのではないか?と考えてみました。
全メーカーを比較したらどうなるのだろう???
ツロブテロールテープ(0.5mg)を販売しているのは以下の17屋号です。
(経過措置品はリストから除外、併売品は1つとしてカウントいます)
No | 商品名 | 薬価 | 最小包装(枚) | 包装薬価 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ホクナリンテープ0.5mg | 38.9 | 70 | 2723 | |||
2 | ツロブテロールテープ0.5mg「テイコク」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
3 | ツロブテロールテープ0.5mg「HMT」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
4 | ツロブテロールテープ0.5mg「MED」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
5 | ツロブテロールテープ0.5mg「QQ」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
6 | ツロブテロールテープ0.5mg「SN」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
7 | ツロブテロールテープ0.5mg「YP」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
8 | ツロブテロールテープ0.5mg「サワイ」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
9 | ツロブテロールテープ0.5mg「タカタ」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
10 | ツロブテロールテープ0.5mg「テイコク」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
11 | ツロブテロールテープ0.5mg「トーワ」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
12 | ツロブテロールテープ0.5mg「日医工」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
13 | ツロブテロールテープ0.5「EMEC」 | 24.9 | 70 | 1743 | |||
14 | ツロブテロールテープ0.5mg「NP」 | 18.1 | 70 | 1267 | |||
15 | ツロブテロールテープ0.5mg「アメル」 | 18.1 | 70 | 1267 | |||
16 | ツロブテロールテープ0.5mg「ファイザー」 | 18.1 | 70 | 1267 | |||
17 | ツロブテロールテープ0.5「オーハラ」 | 18.1 | 70 | 1267 |
リストから漏れている製品があったらすみません・・・
このリストの全製品を使ってみて
貼り心地・剥がれやすさ・かぶれやすさなどをまとめたら発表にできないだろうか?と考えました。
方法(提案)
まずはツロブテロールテープの用法・用量を確認してみよう
通常、成人にはツロブテロールとして2mg、小児にはツロブテロールとして
0.5〜3歳未満には0.5mg、3〜9歳未満には1mg、9歳以上には2mgを1日1回
胸部、背部又は上腕部のいずれかに貼付する。
つまりは、添付文書の用量では、成人であれば0.5mgのテープを1日4枚(2mg)使うことができます。
先ほどのツロブテロールテープの一覧の番号順に
- 1日目:1〜4番のメーカー
- 2日目:5〜8番のメーカー
- 3日目:9〜12番のメーカー
- 4日目:13〜16番のメーカー
- 5日目:17番・1〜3番のメーカー
- 6日目:4〜7番のメーカー
こんな感じ
当初は16屋号だと思っていたので、4つのグループつくってやればいいと考えていましたが
17屋号だと少しずつずれていきます。
(逆にそれがいい方向に作用するかもしれません)
貼付する場所もある程度決めて交換していった方が良いと思います。
計算上、約一年かかる
最小の販売包装は各メーカー70枚です。
このペースで貼付すると、1メーカーにつき70回貼付することになり
298日目で全て使い切る計算です。
(70枚×17屋号=1190枚、1190日÷4枚/日=297.5日)
約1年かかるので、各メーカーの製品をローテーションで貼ることで
季節の影響(気温・湿度など)を均一化できるのではないでしょうか?
製剤見本を取り寄せて行う方法も考えてみたものの
1〜2回貼っただけでは『剥がれやすさ』や『使用感』を評価するにはnが少ないし
全てのメーカーから製剤見本を取り寄せるのも大変かな〜と思ったので
『各社から1箱買う方がいいのでは?』と考えました。
全ての製品の包装薬価(2017年)を合計すると28,707円になります。
こういうのってやる気のある会社は経費で落ちるのかな?
評価方法
この辺はよくわからないので、実際にやる人に考えて欲しいところですね。
『剥がれやすさ』という評価ならば
就寝前〜翌日のお風呂前まで貼って
『一切剥がれなかったら10点』、『完全に剥がれたら0点』
その間を剥がれた面積に応じて点数化して平均するとメーカー別の点数が出せそうです。
他にも色々な評価項目を作ってみると面白いかもしれません。
難しそうな点
時間が足りない
ガチで来年の学術大会(金沢)で発表しようと思ったら、多分時間が足りません。
約300日かかるので、来年ではなく、再来年の山口(下関)での発表なら間に合うかも?
面倒だけど誰がやるの?
そして、誰が貼って記録をつけるか?という点です。
やくちちは味見とかで薬を体内に入れることにはそれほど抵抗はありませんが
ツロブテロールテープを毎日2mg約1年間使うとなると、やってくれる人を探すのも大変そうです。
しかも、毎晩テープを貼って、翌日のお風呂前に記録(デジカメで撮影?)
それを1年間・・・めちゃくちゃ忘れそうだし手間ですね〜
その辺りがクリアできれば面白いんじゃないかな?
だれかやってみない〜?
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