【2018年6月収載】沢井製薬の気になるジェネリックはこれだ!
2月15日に製造販売承認が取得された品目についてチェックしていこうと思います。
今回は『沢井製薬』の発売準備品です。
2017年が『ミカルディスシリーズ』『オルメテック』『クレストール』と
大物のジェネリックが発売になりましたが、昨年と比べると若干小物が多い気がしますが
診療報酬改定に伴う後発率目標の引き上げもあるので
決して多く処方されていなくても新規の採用が必要になるのではないでしょうか?
沢井製薬の2018年6月収載はこちら
ウェブサイトをチェックしたところ以下の品目が発売準備中になっています。
- イルアミクス配合錠LD/HD「サワイ」(先発品:アイミクス配合錠)
- ベポタスチンベシル酸塩錠・OD錠「サワイ」(先発品:タリオン錠・OD錠)
(OD錠はオレンジ風味でわずかに甘い) - ラモトリギン錠「サワイ」(先発品:ラミクタール錠)
(カシス風味で甘い味) - ラモトリギン錠小児用「サワイ」(先発品:ラミクタール錠小児用)
(カシス風味で甘い味) - ナルフラフィン塩酸塩OD錠「サワイ」(先発品:レミッチOD錠・カプセル)
(風味はなくてわずかに甘い) - 炭酸ランタン顆粒分包「サワイ」(先発品:ホスレノール顆粒分包)
(オレンジ風味でわずかに甘い) - オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」(先発品:タミフルカプセル)
- オセルタミビルD.S3%「サワイ」(先発品:タミフルD.S)
(ミックスフルーツ風味でわずかに甘い)
その他のお薬の処方はそれほど多くない印象でしょうか?
沢井製薬の注目品は?
何と言っても沢井製薬の注目品はタミフルカプセル、タミフルD.S3%のジェネリックですよね!!!
2018年2月にタミフルの製造販売承認を取得したのは沢井製薬のみです。
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特許関係に強いという印象のある沢井製薬。
ラロキシフェン(先発品:エビスタ) の発売やロスバスタチン(先発品:クレストール)の適応一致(家族性高コレステロール血症)など、良く分からないけど他社よりも一歩前に出ている会社のイメージです。
1社のみの発売なので薬価もきになるところです。
気になるオセルタミビルD.Sの味は『ミックスフルーツ風味でわずかに甘い』とウェブサイトに記載されており
『まずいと評判』のタミフルD.Sよりも味が改善されていることを祈っています。
沢井製薬のオセルタミビルは製造後3年なので期限が短いので注意です
適応違いに注意
2月15日時点では先発品との適応違いが若干あるので要注意です。
発売までに適応を揃えて来るのか、このままの発売なのか気になることろです。
- ベポタスチンベシル酸塩
→「小児(7歳以上)のアレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患(湿疹・皮膚炎、皮膚瘙痒症)に伴う瘙痒」の効能は取得しておりません。 - オセルタミビルカプセル・D.S3%
→ 「A型又はB型インフルエンザウイルス感染症の予防」の効能は取得しておりません。 - ナルフラフィン塩酸塩
→「腹膜透析患者、慢性肝疾患患者におけるそう痒の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)」の効能は取得しておりません。 - ラモトリギン錠・錠小児用
→「てんかん患者の定型欠神発作に対する単剤療法」の効能は取得しておりません。
さぁ、しばらくは新規ジェネリックの記事を書いていくか〜〜
ジェネリックの情報はしっかりと収集しましょう〜