すい臓癌というと見つかった時点で手の施しようのない状態という印象がありませんか?
実際に国内では年間に3万人以上の命を奪い、癌による死亡者数の中で
肺・大腸・胃に次いで4番目に多い癌なのです。
スティーブジョブズ、千代の富士等の命を奪ったのもこのすい臓癌です。
国立がん研究センターがまとめた5年後生存率は1割未満と低いままです。
早期に癌を発見できるように、東レが開発した器具を使って血液中を漂う「マイクロRNA」を約80種類測定するそうです。
このマイクロRNAというのはRNA(リボ核酸)の断片で病気になると細胞から出る特定のマイクロRNAの量が増減するそうです。
実際に80人の患者さんを対象にした事前の研究では、切除可能な早期のすい臓がんの9割以上が発見できたそうです。
現在の血液検査ではがん細胞が分泌するたんぱく質を調べているそうで、発見できるのは早期がんの5~7割にとどまっていて
癌ではないのに陽性判定されてしまう人も1~2割出てしまうそうです。
この記事を読む限りは、速さ・正確さ共に現在のたんぱく質を用いるものより有効な手段のように思われます。
東レが開発した器具を使うそうですよ。
しっかりと覚えておきましょう!